車のDIY整備は「できた!」という達成感が魅力ですが、最初のうちは思わぬ失敗をしてしまうこともあります。
この記事では、実際によくあるDIY初心者の失敗例を紹介しながら、原因と対策をわかりやすく解説します。
1. ボルトを締めすぎて破損
ありがちな失敗
「緩むと怖いから」と力いっぱい締めてしまい、ネジ山を潰す・折るケースがよくあります。
対策
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トルクレンチを使用して規定トルクで締め付ける
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アルミ部品などは特に注意
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締めすぎよりも均等に締めることを意識
👉 関連記事:トルクレンチの使い方と選び方はこちら
2. カプラーや端子の破損
ありがちな失敗
電装系のDIYで、カプラーを無理に引っ張って割ってしまう、またはギボシをうまく圧着できないというミス。
対策
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ロック部分を確認して爪を押してから外す
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専用の圧着ペンチを使用する
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接触不良を防ぐため、確実な圧着と保護チューブを忘れずに
👉 関連記事:ギボシ端子とカプラーの違いを解説
3. ジャッキアップ位置の間違い
ありがちな失敗
ジャッキポイントを知らずにボディやフレームを変形させてしまうケース。
対策
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車両マニュアルで指定位置を確認
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油圧ジャッキと**ウマ(リジットラック)**を併用して安全確保
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平らな場所で作業し、転倒防止を徹底
👉 関連記事:タイヤ交換の正しい手順と安全対策はこちら
4. 冷却水やオイルのエア抜き忘れ
ありがちな失敗
冷却水交換やオイル交換後にエア抜きを忘れてオーバーヒートや警告灯点灯。
対策
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補充後は必ずエア抜き手順を確認
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エンジンをかけて温まるまでリザーバータンクをチェック
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液面が安定してからキャップを閉める
👉 関連記事:冷却水の交換時期と劣化の見分け方
5. ナビやドラレコの電源取りミス
ありがちな失敗
ACC電源と常時電源を間違えて、バッテリー上がりになることも。
対策
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テスターを使って電源の種類を確認
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配線図を参考に、正しい電源ラインを選ぶ
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不安な場合はヒューズ電源取り出しキットを活用
👉 関連記事:テスターの使い方と電源の見分け方はこちら
6. バッテリー端子の逆接続
ありがちな失敗
プラスとマイナスを逆に接続してヒューズを飛ばす・ECU破損などの重大トラブルに。
対策
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赤=プラス、黒=マイナスを必ず確認
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接続順はプラス→マイナス、取り外しは逆
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慣れないうちは写真を撮っておくのもおすすめ
👉 関連記事:【初心者DIY】バッテリー交換の手順と注意点
7. 作業手順を覚えずにバラす
ありがちな失敗
写真を撮らずに部品を外してしまい、元に戻せなくなる。
対策
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取り外し前に写真を撮影
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ネジやクリップは部位ごとに袋分け
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面倒でも「記録しておく」が一番の防止策
まとめ
DIY整備は少しの失敗も経験に変えられるのが魅力です。
ただし、安全対策と下調べだけは手を抜かないことが大切。
最初は簡単な作業から始めて、少しずつステップアップしていきましょう💪
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