暑い季節になると、車のエアコンは欠かせませんよね。しかし、気になるのが「燃費への影響」。
「エアコンを使うと燃費が落ちるって本当?」「少しでもガソリン代を節約したい」
そんな疑問にお答えするため、この記事ではエアコン使用中の燃費低下の仕組みと、すぐ実践できる節約術を解説します!
エアコンはどのくらい燃費に影響するの?
一般的に、エアコンの使用によって燃費は5〜20%程度悪化すると言われています。
差が大きいのは、走行条件や車種によって燃費への影響が異なるためです。
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渋滞中やアイドリング時:影響大(エンジン回転が低く、コンプレッサーの負荷が重くのしかかる)
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高速巡航中:影響は比較的小さめ(エンジン回転数に余裕があるため)
また、ハイブリッド車やアイドリングストップ車は、エアコン使用中でも電動コンプレッサーや制御の工夫により、燃費の悪化が抑えられている車種もあります。
なぜエアコンで燃費が落ちるのか?
エアコンは「冷たい風を出す」ためにコンプレッサーという機械をエンジンで回しています。
このコンプレッサーがエンジンの動力を消費するため、結果的に燃料の消費量が増えてしまうのです。
さらに、外気温が高い真夏の昼間は、冷やす力がより多く必要になるため、より強い負荷がかかる=燃費が悪化しやすい状態になります。
エアコン使用時に燃費を節約する6つの工夫
1. 外気導入・内気循環を適切に切り替える
内気循環モードを使えば、一度冷えた空気を循環させるため冷房効率がアップ。外気導入は換気に便利ですが、真夏は熱気も一緒に取り込んでしまうので注意。
2. 乗車直後は窓全開で熱気を逃がす
真夏の車内はサウナ状態。乗った瞬間にエアコンを全開にするよりも、まず窓を開けて熱気を逃がすだけで、エアコンの負担を軽減できます。
3. A/Cスイッチを常時オンにしない
送風だけで済むとき(朝方や涼しい場所)は、A/Cボタンをオフにしておきましょう。エアコンを使っていない時でもA/Cが入っていると、燃費を食います。
4. 風量・温度は「適切」に設定
極端な「LO設定・MAX風量」はエアコン負荷大。冷えるまでの間だけ強風→安定したら温度を少し上げて中風でキープ、が燃費にやさしいです。
5. エアコンフィルターの定期交換
フィルターが詰まっていると風量が弱くなり、効きも悪化→結果として負荷アップ&燃費悪化。1年または1万kmを目安に交換を。
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6. アイドリング中のエアコン使用を控える
停車中でも冷風を維持するため、コンプレッサーは常に回り続けています。アイドリングが長いと燃料をどんどん消費するので、なるべく停車中はエンジン&エアコンOFFを意識!
実は「ガソリン代」より「バッテリー消耗」にも要注意?
アイドリングストップ車などでは、エアコン使用時に頻繁なエンジン再始動や電装負荷が増えることで、バッテリーへの負担が増大します。
とくに、エアコンを使いながらの短距離走行を繰り返すと、発電が追いつかずバッテリーが弱る原因にも。
👉 関連記事:【実は不要?】アイドリングストップのメリットとデメリットを徹底解説!
まとめ:冷房効率UPで快適かつ経済的に!
エアコンを使うと燃費が落ちるのは避けられませんが、
ちょっとした工夫次第で燃費の悪化を最小限に抑えることができます。
無理にエアコンを我慢せず、使い方を見直すことで快適さも経済性も両立できますよ。
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