車のバンパーを外す作業はDIYでもよくある整備のひとつ。
ただし、初心者が必ずと言っていいほどぶつかる壁…それが クリップ破損。
僕も例に漏れず、
“バンパー外しでクリップを折ってしまった” という典型的な失敗をしました。
この記事では
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実際に折れた状況
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原因
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修復方法
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今後の対策
をまとめていきます。
😅 実際に起きたトラブル内容
バンパーを外すとき、上部のクリップを浮かせようとした瞬間…
パキッ。
指に伝わる嫌な感触。
確認すると、クリップの頭がキレイに折れてました。
その後、別のクリップも硬くて動かず、
力を入れた途端に 根元が粉砕…。
「なんでこんなに固いんだよ!」と思いながらも、原因は自分のやり方にありました。
🔍 なぜクリップが折れるのか?(原因)
僕が折った原因はこれ↓
✔ 1. 経年劣化で樹脂が固くなっていた
車齢が10年以上。
クリップは紫外線・熱で劣化し、パキパキに硬化してる状態でした。
古い車あるある。
✔ 2. クリップリムーバーを使わず、マイナスドライバーでこじった
これが最大の失敗ポイント。
マイナスドライバーは
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接点が小さい
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力が一点に集中する
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こじる角度が分かりにくい
結果、樹脂に負荷がかかりすぎて破損。
✔ 3. クリップ中央のロックを上げきれていなかった
押し込みタイプか引き上げタイプかを確認せず、勢いで外そうとして破損。
✔ 4. 冬場で樹脂が冷えて硬かった
気温が低い季節は樹脂がさらに brittle(脆い)に。
ちょっとの力でも折れやすい。
🛠️ 折れたあとの対処方法
クリップが折れても、バンパーは落ちるほどグラグラにはならない。
ただ、走行中に振動音が出たり、ズレたりするので必ず対処が必要。
✔ 1. 残骸をニッパーで掴んで抜く
根元が残っている場合はニッパーで潰しながら引き抜く。
✔ 2. 頭だけ折れた場合は“貫通ドライバー+ペンチ”で抜く
頭だけ割れた場合、軸が穴に残る。
貫通ドライバーで軽く押し込み、ペンチで引き抜くと取れやすい。
✔ 3. 穴が広がった場合は「汎用クリップ」で代用
純正サイズより穴が広がったら、
ホームセンターやAmazonにある「汎用クリップ」で十分OK。
車種専用じゃなくても、サイズが合えば問題なし。
📦 僕が実際に買っているクリップセット
DIYユーザーに本当におすすめなのがこれ👇

プラスチック製リベット 16種類710個 車用汎用クリップセット バンパー・フェンダー固定に プッシュ式リベットで簡単取り付け
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いろんな形状がある
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純正と同じように使える
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とにかくコスパ最強
バンパー・フェンダーライナー・アンダーカバー…
古い車はとくに、どこ触ってもクリップが割れやすいから、常にストックがあると安心。
🌡️ 次から失敗しないための対策
✔ 1. クリップリムーバーを必ず使う
マイナスドライバーより圧倒的に安全。
力を左右に逃がせるから折れにくい。
✔ 2. 事前に潤滑スプレーを吹きかける
サビてる金属クリップや固着した樹脂に有効。
ワコーズやKUREの潤滑剤でOK。
✔ 3. 冬場は“ドライヤー or ヒートガン”で温める
樹脂を柔らかくして折れを防止。
✔ 4. 古くなったクリップは最初から交換前提
10年以上経った車は、外した時点で粉砕するものだと思って挑むのがベスト。
📚 今回の失敗で学んだことまとめ
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経年劣化クリップはすぐ折れる
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マイナスドライバーは逆に危険
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クリップリムーバーが最強
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折れても代用クリップがあるから焦らない
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古い車はクリップ消耗品
バンパー外しは簡単に見えるけど、
実はクリップの扱いが一番難しい作業だったりします。
今回の失敗も、今となってはいい経験になったと思います。

