「エアコンって燃費悪くなるよな……」
「だったら窓開けて、麦茶飲んで乗り切れば節約になるんじゃ?」
そんな軽い気持ちで、真夏の昼下がりにヴェルファイア(2.4L)で走行テストしてみたのが地獄の始まりでした。
今回は、そのリアルな体験談と反省をお届けします。
「節約ドライブ」始動。窓全開+麦茶で快適!?
その日、気温はすでに34℃。
でも僕は思ったんです。「昔はエアコンなんてなかった。根性で乗り切れるだろ」と。
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窓全開
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保冷バッグに冷たい麦茶
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扇風機(USB充電式)をダッシュボードに設置
完全に準備万端。
むしろ「今日は燃費良くなるぞ」とワクワクしながら出発しました。
…開始15分、地獄がじわじわ
信号で止まるたび、熱気がドッと車内にこもる。
冷たい麦茶を飲んでも、体温は全然下がらない。
窓から入る風も、生ぬるいドライヤーのよう。
扇風機の風は顔だけ涼しいけど、背中と腰は汗でびっしょり。
「え、これヤバくね?」
そう感じた時には、軽い頭痛とめまいが始まっていました。
「水分取ってるから大丈夫」は大間違い
お茶をがぶ飲みしながら「まだいける」と思っていたんですが、
お茶=水分補給ではありません。
お茶には利尿作用があり、体内の水分とミネラルを奪う作用も。
しかも汗で出ていったナトリウム(塩分)や電解質は補えません。
つまり、水分取ってるつもりで脱水が進行していたんです。
燃費は改善…でも命を削ってまで?
この状態で約40分走行して、実燃費を確認。
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走行距離:約35km
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燃料消費:約4.1L(=約8.5km/L)
たしかに、普段より0.5km/Lほど燃費は向上していました。
でもそれって、熱中症寸前まで頑張った結果。
「節約したいから」と言って命を削る選択肢は本末転倒でした。
エアコン=悪ではない。上手に使えば燃費も守れる
エアコンが燃費に与える影響は、車種や条件によりますが、
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街乗りでは10〜20%悪化
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高速走行なら5〜10%程度
とされていて、そこまで劇的に悪くなるわけではありません。
逆に、以下のような工夫で燃費ダウンを抑えることも可能です。
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オートエアコンで温度を適切に設定(25〜26℃)
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外気導入⇔内気循環を適宜切り替える
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出発前に窓を全開にして熱気を逃がす
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直射日光対策にサンシェードやUVカットフィルムを活用
☀️ 工夫次第で快適になる!節約に役立つおすすめグッズ
「エアコンを使わずに涼しく乗る」には、それなりの準備が必要です。
ここではAmazonなどで人気の**“車内の暑さ対策グッズ”**を5つ厳選して紹介します。
✅ ① ダルトン オート サンシェード CAR LIFE
UVカット&断熱性の高い、見た目もスタイリッシュな折りたたみ式サンシェード。
長時間の駐車で車内がサウナになるのを防いでくれます。レビューも高評価多数。
👉
ダルトン(Dulton) オート サンシェード S コヨーテ FOR CAR LIFE 車用サンシェード 日除け 遮光 遮熱 UVカット 縦:56cm 横:130cm V21-0355S/CO
✅ ②2025新登場 可変式曲げ中棒
傘型折りたたみ式 遮光率99.9% UV完全カット
✅ ③ トップランド USBコンパクトサーキュレーター
USB給電で動く小型ファン。360度角度調整できて、車内の空気を循環させられます。
モバイルバッテリーでの使用もOKなので、駐車中の車内にも最適です。
トップランド サーキュレーター 2電源対応 (AC/USB) DCモーター搭載 首振り 角度調節 風量調節4段階 ホワイト SF-CC10WT
✅ ④ エマーソン 車載用ターボファン EM-347
シガーソケットに挿すだけで使える車用扇風機。
強力な風が後部座席まで届き、渋滞中でも車内の熱気を追い出せます。
「冷房までは使いたくないけど風はほしい」人にピッタリ。
✅ ⑤ 花王 ビオレ 冷タオル(無香性)
ひんやり冷感タイプのタオルで、首に巻くだけで体感温度がグッと下がります。
クーラーが効かない状況でも、身体の冷却に効果大。お茶とセットで使うと◎。
花王 ビオレ冷タオル 無香性 5枚 421401 【5セット】
🧊 番外編:冷却グッズを組み合わせると最強!
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サンシェード + 扇風機 → 車内の熱籠りをカット
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冷タオル + 冷えたお茶 → 体内外からの冷却
この組み合わせがあるだけで、「冷房なし生活」もずいぶん快適になります。
しかもどれも数千円以内で揃うアイテムばかりなので、節約効果と合わせて考えれば十分元が取れます。
【※内部リンク候補:「エアコン使用中の燃費への影響と節約術」】
まとめ:「我慢は美徳」ではなく「危険」です
今回の教訓は一つだけ。
節約より体が大事。エアコンは遠慮なく使おう。
ヴェルファイアのようなミニバンは、車内が広いぶん冷えにくく、空調を我慢すると乗員全員が地獄です。
「窓開ければ風が入るし」「麦茶飲んでるから大丈夫」
――そんな思い込みが、思わぬ危険に繋がることもあります。
おまけ:夏ドライブで気をつけたいこと
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飲み物は水やスポーツドリンクを中心に
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エアコンが効かない場合は【※「真夏にエアコンが冷えない原因と対策まとめ」】も参照
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渋滞時のオーバーヒート対策は【※「渋滞中にオーバーヒートする原因と予防法」】へ
- 冷房を切って走っていて、頭がボーっとしたり汗が止まらなくなったら即アウト。
最後に
「エアコンを切って節約したい」と思う気持ちは分かります。
でも夏の車内は、下手をすれば命に関わる過酷な環境。
笑えるネタで済んだのはラッキーでしたが、
もう僕は「窓全開+麦茶」は卒業します。
次からはしっかりエアコンつけて、安全第一でいきます!
