🔧はじめに
LEDウインカーに交換したら「カチカチ音が速くなった」…そんな経験ありませんか?
これは**ハイフラ現象(ハイフラッシャー)**と呼ばれ、LED特有の消費電力の低さが原因で起こります。
本記事では、ハイフラが起きる仕組みから、初心者でもできる対策方法までわかりやすく解説します。
💡ハイフラが起こる仕組み
もともと車のウインカーは、電球(ハロゲン)を基準に作られたリレー回路で制御されています。
ところがLEDは消費電力が低く、リレー側から見ると「電球が切れた」と誤認識されてしまうのです。
その結果、点滅が異常に速くなる=ハイフラが発生します。
⚠️ハイフラの放置は危険?
ハイフラは単なる点滅の速さだけでなく、後続車に誤解を与える危険性もあります。
また、車検に通らない場合もあるため、早めの対策が必要です。
🧰主な原因と対策方法
① 抵抗(キャンセラー)を取り付ける
最も一般的な方法です。
ウインカー線にハイフラ防止抵抗を並列で接続することで、電球と同等の負荷を再現します。
➡ デメリット:抵抗が発熱するため、金属部分や樹脂付近に直接固定しないよう注意。
② LED対応リレーに交換する
抵抗を使わず、リレー自体をLED対応品に交換する方法もあります。
純正リレーの位置は車種によって異なるため、取扱説明書や整備マニュアルを確認しましょう。
➡ メリット:発熱リスクが少なく、配線加工もシンプル。
③ ウインカーユニットをLED対応に丸ごと交換
最近はハイフラ防止回路内蔵タイプのLEDユニットも増えています。
多少コストはかかりますが、最も確実で見た目もスッキリ。
🔋DIY時の注意点
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必ずバッテリーのマイナス端子を外してから作業する
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配線を剥くときはショート防止を意識
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ヒューズ容量を超える負荷をかけない
参考記事:
👉 ヒューズボックスから電源を取るときの注意点
👉 電装DIY中にバッテリーを外し忘れたらどうなる?
🪛まとめ
| 内容 | 対策方法 | 難易度 |
|---|---|---|
| 抵抗で対策 | キャンセラー取付 | ★★☆☆☆ |
| リレー交換 | LED対応リレーに交換 | ★★☆☆☆ |
| ユニット交換 | ハイフラ防止内蔵LEDに交換 | ★★★☆☆ |
ハイフラはLED化によくあるトラブルですが、原因を理解すれば簡単に解決可能です。
安全性を確保しつつ、スタイリッシュなLEDカスタムを楽しみましょう!

