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パワーウィンドウスイッチ故障の症状と対策
パワーウィンドウのスイッチが故障すると、窓の開閉ができなくなることがあります。ここでは、スイッチの故障症状や対策方法について詳しく解説します。
スイッチ故障の主な症状
- 窓が動かない:スイッチを押しても反応がない。
- 動作が不安定:押しても時々しか反応しない。
- 誤作動する:意図しない動きをする。
- 異音がする:スイッチ操作時にカチカチ音がするが動かない。
故障の原因
- スイッチの接点不良:内部の金属部分が摩耗して接触不良を起こす。
- 配線の断線や接触不良:スイッチとモーターをつなぐ配線が切れたり緩んだりしている。
- モーターやレギュレーターの故障:スイッチではなく、ウィンドウモーターやレギュレーター(ガラスを上下させる機構)の故障の可能性もある。
スイッチの修理・交換方法
- 内張り(ドアパネル)を外す
- ネジやクリップを外し、慎重に内張りを取り外します。
- スイッチを取り外す
- コネクターを抜き、スイッチ部分を分解します。
- 接点のクリーニング
- 接点復活剤を使って清掃し、改善するか確認します。
- スイッチを交換する
- 修理が困難な場合は新品や中古のスイッチと交換します。
レギュレーターやモーター交換の手順
必要な工具
- プラスドライバー
- 内張り剥がし工具
- ラチェットレンチ(10mmボルト用)
- 接点復活剤(必要に応じて)
- 養生テープ(ガラス固定用)
交換手順
- バッテリーのマイナス端子を外す
- ショートや誤作動を防ぐために、作業前にバッテリーのマイナス端子を外します。
- ドアの内張り(ドアパネル)を外す
- クリップやネジを外し、慎重に内張りを取り外します。
- 内張りを外す際、ドアハンドルやスイッチの配線が繋がっているので、無理に引っ張らないように注意してください。
- ウィンドウガラスを固定する
- パワーウィンドウが動かせる状態であれば、ガラスを半開きにし、レギュレーターと固定されているボルトを確認。
- ボルトを外したら、ガラスを持ち上げて養生テープで固定します。
- レギュレーターとモーターの取り外し
- レギュレーターは数本のボルトでドア内部に固定されているので、それらをラチェットレンチで外します。
- モーターがレギュレーターに取り付けられている場合、コネクターを抜き、モーターの取り付けボルトを外します。
- 新しいレギュレーターとモーターを取り付ける
- 取り外した部品と同じ向き・位置で新しいレギュレーターとモーターを取り付けます。
- ボルトをしっかり締め、モーターのコネクターを接続。
- ウィンドウガラスを元に戻す
- 養生テープを外し、ガラスをレギュレーターの規定位置に戻します。
- 固定用のボルトをしっかり締めます。
- 動作確認
- バッテリーのマイナス端子を接続し、スイッチを操作してウィンドウが正常に動作するか確認します。
- スムーズに動かない場合は、ボルトの締め具合や配線を再確認。
- ドアパネルを戻す
- 配線を元通り接続し、内張りをはめ込みます。
- すべてのネジやクリップを取り付け、作業完了。
修理費用の目安
- スイッチ交換:5,000円~20,000円
- レギュレーター交換:10,000円~30,000円
- モーター交換:15,000円~40,000円 (工賃含む場合の相場)
故障を防ぐポイント
- 頻繁に操作しすぎない:モーターやスイッチの負担を減らす。
- 異音や動作不良を放置しない:早めに点検・修理を行う。
- 雨漏り対策をする:水分がスイッチや配線に影響を与えることを防ぐ。
パワーウィンドウの故障は突然発生することもあるため、定期的な点検と早めの対策が重要です。
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