「スライドドアに外スイッチを増設したい」「ポチガー(外付けスライドドアボタン)を取り付けたい」
そう考えたとき、避けて通れないのが“蛇腹(ジャバラ)内の配線通し”です。
ヴェルファイア20系では、スライドドアと車体の間にあるこの蛇腹を通して電源や信号を引き込む必要がありますが、慣れないと正直ハードルが高い作業。しかし、この記事では**「初心者でも作業できるように」**、蛇腹の分解手順・配線通しのコツ・復元時の注意点まで丁寧に解説します。
■ なぜ蛇腹に配線を通す必要があるのか?
ヴェルファイア20系には、スライドドアの外側に純正の開閉スイッチが用意されていません。
しかし最近の車両では標準またはオプションで装備されており、**「子どもでも外からボタンで開閉できる」**という利便性が好まれています。
そこで登場するのが「ポチガー」などの後付けスイッチ。
このスイッチをドアの外側に設置するには、電源や制御信号をドア側に通す必要があり、その配線ルートが“蛇腹”なのです。
■ 蛇腹の分解手順|画像検索を活用しつつ慎重に
まず蛇腹の構造をざっくり説明すると、蛇腹の両端はカプラーで接続されており、爪で固定されている構造になっています。
サイドエアバッグのカプラーも一旦外すのでバッテリーのマイナス端子を外し約5分待ちましょう。
▼作業手順の概要
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スライドドア側内張りを外す
– トリム外しなどを使い、内装を丁寧にバラします。 -
蛇腹のドア側カプラーを取り外す
– 爪の位置は画像検索が非常に役立ちます。
– 工具でこじる前に、構造を目視確認しましょう。 -
車体側の蛇腹カプラーを外す
– こちらも爪で固定、破損に注意と黄色のコネクターはエアバッグのカプラー。

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カプラーごと蛇腹を取り出す
■ 配線通しのポイント|通線ワイヤー&予備線活用
蛇腹の中には、すでに車両の純正配線が通っています。ここにさらに1本、2本と配線を追加するのは非常に窮屈な作業です。
▼おすすめの配線通し方法
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通線ワイヤーやエーモンの配線ガイドを使用
– 先端をビニールテープで丸めて、蛇腹内を傷つけないように。

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あらかじめ予備線を2本ほど通しておく
– 今後の増設に備えておくと再分解の必要がありません。 -
通した後は、配線が動作部と干渉しないよう結束
– スライドドアの稼働時に引っ張られない位置に配線を逃がすのがコツ。
■ 復旧時の確認ポイント|電動ドアが正常に動くか?
配線が終わった後は、**「スライドドアが電動で正常に開閉できるか」**を必ずチェックしてください。
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コネクタが正しく刺さっているか?
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配線がどこかで引っかかっていないか?
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ドアクローザーまで動作確認を取ること
筆者も最初は「配線してから戻せるか不安」でした。
ですが、写真で元の状態を記録しておいたおかげで復元もスムーズに完了しました。
■ 初心者でもやって良かった!実体験のひと言
実際にやってみると、蛇腹の分解や配線通しは整備士や電装屋さんの領域だな……と感じる場面も正直ありました。
でも、だからこそ自分でできたときの達成感は格別です。
また、この記事の作業は、後日アップ予定の**ポチガー取り付け記事**(準備中)でもベースになる内容ですので、ぜひブックマークをおすすめします。
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■ まとめ
蛇腹の分解と配線通しは確かに手間も不安もありますが、一度やってしまえば応用も利く作業です。
この記事が、あなたのDIYの一助になれば幸いです!
