好きなキャラクターの痛車を作りたい!費用はどのくらいかかる?
車が好きでアニメやゲームなどの趣味も楽しんでいる人の中には、この2つの趣味を一緒に楽しみたいという方も多いですよね。
そのような人には痛車がおすすめです。アニメやゲーム関連のイベントで、一度は車体にキャラクターが絵かがれた車を見かけたことがあるのではないでしょうか。
ここでは、痛車を作る際にかかる費用について解説していきます。
好きなキャラの痛車を作るには?
車が好きでアニメやゲームなどの趣味も楽しんでいる人は、この2つの趣味を一緒に楽しむ為に痛車にカスタマイズされる事があるでしょう。
アニメやゲーム関連のイベントで、車体にキャラクターが描かれた車で来場すれば、さぞ気分がいいでしょう。
まずは、そんな痛車を作成する為の方法をご紹介しましょう。
痛車はどのようにして作るのか
痛車というのは、ご存知の通りアニメやゲームのキャラクターが描かれている車のことを指すのですが、元々は痛々しい車という意味でそう呼ばれていました。
しかし、最近ではイベントなどで出てくることも多く、昔のようなネガティブなイメージは薄れ、「アートとして楽しむもの」としてポジティブに捉えられることが多いです。
そんな痛車も元は普通の車で、上からステッカーを貼ってラッピングすることで痛車にしています。
痛車にあまり詳しくない人だと、すべての痛車が車のボディーにキャラクターの絵を塗装しているものだと思っている人もいるかもしれません。しかし、実際には塗装で作るのは主流ではありません。
フルラッピング
イベントや秋葉原などでよく見かける痛車は、車体全体にキャラクターが描かれているでしょう。
そのような痛車はフルラッピングという方法で作られる痛車の中でもかなり目立つ部類のもので、車体のほとんど全部をステッカーでラッピングしています。
とにかく目立ちたい人や、自分の痛車を多くの人に見てもらいたい人はフルラッピングに挑戦してみるのがいいでしょう。
フルラッピングの場合には、キャラクターだけでなく背景も全てステッカーを貼っています。
キャラ貼り
また、部分的にキャラクターの絵を入れている痛車もあります。
この手法をキャラ貼りと呼び、背景はそのまま使用するため、貼るステッカーはフルラッピングよりも少なくて済みます。
一般の人が痛車にする場合には、どちらかというとフルラッピングよりもキャラ貼りの方が多いので、初めて痛車を作りたいという初心者の方も初めはキャラ貼りから挑戦してみるといいでしょう。
ワンポイントで小さめのステッカーを貼るくらいであれば、それほど目立ちませんし、ちょっとしたファッションとして楽しめるでしょう。
当然、キャラ貼りであれば業者に依頼しても比較的安く済み、自分でステッカーを作って貼るのもそう難しくはありません。
痛車を作るのにかかる費用は?
続いては業者に依頼して痛車を作る場合と、自作のステッカーを使用する場合の痛車の製作費用について見ていきましょう。
業者に依頼して痛車を作る
無難に痛車を作るには、痛車作りの専門店に依頼するのがおすすめです。専門店なら本格的な痛車を作ることができます。
痛車を作るには、最初にデザインを作らなければなりません。デザインを元にして、ステッカーを作ってラッピングするという流れになります。
業者によってやり方は多少異なりますが、完成イメージの画像データを渡して、痛車にする車の寸法などに合わせてデザインを作ってくれるところが多いです。
また、デザインを自分で作れる場合には、出来上がっているデザインを渡してステッカーを作るところから依頼することもできます。
肝心の費用ですが、デザインはフロントとリア、片側サイドでそれぞれ2万円くらいが相場です。もちろん修正箇所などが増えると、もっと高くなる場合もあります。
ステッカーはフロント部分に貼るものは12,000円前後、リア部分に貼るものは2万円前後で製作可能です。サイド部分は面積が広いこともあり、片側だけでも45,000円ほどかかります。
そして、施工費はフロントとリアはそれぞれ15,000円くらいです。サイド部分は片側で25,000円くらいでしょう。
デザイン 作成費用 施工費 | |
フロント | 2万円 1.2万円 1.5万円 |
リア | 2万円 2万円 1.5万円 |
サイド(片側) | 2万円 4.5万円 2.5万円 |
フロントだけなら、デザイン料やステッカーの製作費、施工費など全部合わせて5万円前後となり、リアだけの場合も同じくらいの金額です。
片側サイドだけの合計額では9万円前後かかります。
これがフルラッピングの痛車になってくると、ステッカー代だけで30万円程度、施工費が20万円程度で合計50万円前後です。
ステッカーも施工費も車の大きさによって差が大きく、軽自動車やコンパクトカーだと、これよりもう少し安く済みます。逆にミニバンのような大きな車だと高めと捉えておきましょう。
部分ステッカーなら1m×1.3mサイズで1万円程度で作れるため、最初は部分ステッカーで貼ってみるのもいいかもしれません。
自分でステッカーを作って貼る
業者に依頼するのは費用がかかりすぎて難しい場合には、自分でステッカーを作って貼る方法もおすすめです。
ただし、自作のステッカーだとフルラッピングはかなり難しいです。
ワンポイントでキャラ貼りするくらいなら、自作ステッカーでやるのもありでしょう。
なお、ステッカーそのものは、A4サイズ3枚入りで850円から1000円程度で買えますし、ステッカーに自分でデザインしたキャラクターを印刷して、車体に貼るだけです。
ここでの注意点は作成方法自体はシンプルですが、痛車用のステッカーの印刷には水性顔料インクが推奨されますので、水性顔料インクに対応しているプリンターを使わなければなりません。
自作×業車という方法も
上記の2通りの方法ですが、合体させた方法で費用を抑えることも可能です。
具体的には自分で作ったデザインを業者に提供し、業者にステッカーだけ作ってもらうという方法です。
その場合のデザイン費用は不要となりますので、作成費用の6,000円から15,000円くらいで済ます事が可能になるのです(自分でステッカーを貼る場合)。
普段使用しているプリンターが水性顔料インク対応でなければ、ステッカーだけ業者に作ってもらうのがいいでしょう。
痛車は中古車として売却できるのか?
痛車を作った直後は、車を運転するのが楽しみになるでしょう。
自分の好きなキャラクターと一緒にドライブをしているような気分になれるでしょうが、そんな痛車も年数が経過すると飽きてしまう可能性もございます。
他のキャラクターに興味が移ってしまったり、アニメやゲームに対する興味が薄れてしまったり、車自体を買い替えたくなるときが来るでしょう。
そんな時に、痛車は普通の車と同じように中古車として売却可能なのか気になるところです。
痛車の売却可否
痛車は中古車として売れないと思っている人もいるでしょうが、実際のところは痛車であっても通常の中古車買取業者に売却可能です。
もちろん全ての中古車買取業者で共通する事ではなく、一部の業者によっては断られてしまう場合もあります。
中古として売却された痛車の多くは、ノーマルに戻した上で商品として売られますので、同じ車種同士でも初めからノーマル車のものと比べて査定額が安くなってしまう可能性が高いです。
ステッカーを剥がしてから売却する方法は?
そこで、査定額が安くならないように、自分でノーマル車に戻して売ろうとしている人もいるかもしれません。
しかし、自分でラッピングやステッカーを剥がすのは、やらない方が無難です。
というのも、個人がラッピングやステッカーを剥がすのはかなり難易度の高い作業なので、剥がす際に車体に傷を付けて、かえって価値を下げてしまう可能性もあるのです。
痛車のままで売却される例も
なお、買い取られた痛車がそのままの状態で中古として売られるケースも稀に見られます。
ただ、その場合でもノーマル車と比べて特に査定額が高いわけではありません。
高い費用をかけて作った痛車であっても、個人の好みを前面におしたキャラやデザインとなっていますので、需要と供給が合致する可能性は極めて低く、いくら中古車市場であってもあまり需要がないのです。
そもそも車自体がアウトな場合も
また、痛車かどうか以前に車の状態によっては査定額が付かず、中古車として売却できない可能性もあります。
その場合には残念ですが、廃車にせざるを得ません。
ただ、そのような場合であっても廃車買取業車であれば買値がつく事もございますので、その点は安心して大丈夫です。
もちろん痛車でも問題ありませんが、業者によっては逆に廃車費用を請求される場合もございますので、廃車費用無料の業者を選定して依頼されるようにしましょう。
まとめ
痛車はフルラッピングで作ろうとするとかなり費用がかかりますが、少しキャラ貼りするくらいであれば、そう高くない費用でできます。
リアの部分や後部座席のドアの辺りなら、それほど目立つこともないでしょう。
痛車に興味がある人は、ワンポイントでキャラ貼りしてみると面白いかもしれません。
車の買い替えを検討の場合
今の車を処分して、新車への買い替えを検討の場合は、今の車を高く売る事でトータルコストを抑える事が可能となります。
そこで必要になるのは車の売り先を海外販路持ちの業者にする事です。近年の傾向として日本で出た中古車は国内ではなく海外で売った方が高値になる事が多く、それに伴い輸出販路のある業者での買取額が上昇傾向にあるのです。