スパイラルケーブル断線でホーンが鳴らない!
ある日突然、ホーンが鳴らなくなり、ステアリングスイッチも無反応に。最初はヒューズ切れや接点不良を疑いましたが、調べてみると原因はスパイラルケーブル(クロックスプリング)の断線でした。
ハンドル内部のケーブルは、エアバッグやスイッチ、ホーンなどに電気を送る重要な部品です。ここが切れると、車検も通らなくなるため、早急な対応が必要です。
スパイラルケーブルとは?役割と仕組み
スパイラルケーブル(クロックスプリング)は、ハンドルが回転しても断線しないよう、帯状のフレキシブルケーブルを渦巻き状に収納したパーツです。
これが劣化や経年使用で破損すると、以下のような症状が現れます:
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ホーンが鳴らない
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ステアリングスイッチが反応しない
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エアバッグ警告灯が点灯する
DIYでスパイラルケーブル交換!必要な工具と手順
今回はDIYでスパイラルケーブルを交換しました。以下が主な手順です。
使用した工具
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トルクスドライバー(T30など、エアバッグ脱着用)
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ソケットレンチセット(ステアリングナット用)
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マーキングペン(ハンドルセンター確認)
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新品のスパイラルケーブル(純正or互換)
交換手順の流れ
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バッテリーのマイナス端子を外して数分待機(エアバッグ保護)
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トルクスでエアバッグを外す
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ハンドルセンターをマーキング
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ナットを緩めてハンドルを抜く ※ハンドルがフリーになるまでナットは完全には外さない事→ハンドルを抜く際に勢いで自分にぶつかるか自分事、後ろに吹っ飛ぶ可能性
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古いスパイラルケーブルを外し、新品と交換
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逆手順で組み付け、スイッチ・ホーンの動作確認

応急処置としてホーンだけスイッチ増設も可
部品入手まで時間がかかる場合、一時的にホーンだけ外付けスイッチで動作させる方法もあります。
これは車検ではややグレーですが、「鳴る状態」であればとりあえず通るケースもあるようです。
ただし、あくまで一時的な対応として考えましょう。
スパイラルケーブル交換後、すべて正常動作!
今回の交換で…
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ステアリングスイッチの音量調整・モード切替が復活
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ホーンも正常に鳴るようになった
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SRSエアバッグ警告灯も未点灯
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車検も問題なく通過!

DIY整備としてはやや難易度高めですが、手順さえ守れば無理なく交換できました。
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まとめ
ハンドル周りの電装トラブル=スパイラルケーブルの劣化というケースは意外と多いです。
整備に自信がある方は、ぜひDIYでチャレンジしてみてください。
「部品さえ届けば60分以内」で復旧可能です!
