つい先日のこと。
嫁の車を点検していたところ、1本のタイヤに明らかな膨れとワイヤーの露出を発見。走行中は「なんとなくハンドルがブレるな」と思っていた程度で、重大な異常に気づかないまま走っていたのが現実でした。
■ タイヤがバースト寸前!その兆候は意外と分かりにくい
走行中に微妙なハンドルのブレと車体の揺れを感じていました。
その時は「アライメントかな?」「ホイールバランスかも」と思っていたのですが、後でよく見ると、タイヤの一部でワイヤーが飛び出している状態。
タイヤはゴムの塊に見えますが、内部にはワイヤーが入っています。
このワイヤーが剥き出しになっているということは、構造が崩壊しているサイン。
つまり、いつバースト(破裂)してもおかしくない状態だったということです。
■ 実際に走行中どうなる?挙動はこんな感じだった
危険な状態で走っていたと思うとゾッとしますが、挙動としては…
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ハンドルが細かくブレる
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車両が微妙に左右に揺れる
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路面によって違和感の度合いが変わる
これはおそらく、タイヤのワイヤーが露出した部分のグリップが失われていたため。
その箇所が一回転するたびにほんの一瞬だけ滑るような感覚があり、それが連続して振動や不安定な挙動として現れていたのではないかと思います。
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■ 危険性は?最悪の場合どうなる?
タイヤがバーストすると、急なハンドル制御不能、横転、スピンなどのリスクがあります。
高速道路や山道だったら…と想像すると、本当に怖いです。
タイヤは消耗品であり命を預ける部品のひとつ。「まだいけそう」な感覚ほど危ないんです。
■ 急遽スタッドレスタイヤに交換して対応
すぐに夏タイヤを外し、保管していたスタッドレスタイヤに交換しました。
オフシーズンのスタッドレスはあくまで応急的ですが、劣化したタイヤよりははるかに安全です。
このとき使った電動インパクトとトルクレンチが役立ちました。
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■ タイヤ交換のタイミング、どう判断する?
多くの人が「まだ溝があるから大丈夫」と思ってしまいます。
ですが、タイヤの劣化は見た目だけでは判断できません。
チェックポイント:
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タイヤの側面にヒビがある
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製造年が5年以上前(※タイヤ側面に「2320=2020年23週」のような表示あり)
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走行中にハンドルがぶれる
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空気圧がすぐ減る
こういった兆候がある場合は、早めの交換が安心です。
■ まとめ:バースト寸前は予兆がある。気づけるかどうかがカギ
今回のように、「気づかなかったけど実はバースト寸前」というケースは意外と多いです。
だからこそ、日頃の目視点検と、ちょっとした違和感に敏感でいることが大事。
命に関わる部分だからこそ、**タイヤは「様子見」よりも「予防交換」**を意識していきたいですね。
