ヴェルファイア20系のスライドドアからギシギシと異音がすることはありませんか?
走行距離が増えると、ドアの開閉時に異音が発生しやすくなります。
特に、スライドドアは重量があるため、使用頻度が高いと摩耗や部品の劣化が進みやすいです。
この記事では、ヴェルファイア20系のスライドドアの異音の原因と、それを解決するための具体的な方法を解説します。
異音の主な原因
1. ローラーやガイドレールの摩耗
スライドドアは、レールとローラーを使ってスムーズに開閉する構造になっています。 長期間使用すると、ローラーが摩耗して回転が悪くなり、異音の原因となります。
2. グリス切れ
スライドドアのレールやローラーにはグリスが塗布されていますが、経年劣化や雨・洗車によって流れ落ちてしまうことがあります。 グリスが切れると摩擦が増え、ギシギシとした異音が発生します。
3. ボルトの緩み
スライドドアのヒンジ部分やレール固定部のボルトが緩むと、ドアが正しく動かなくなり異音を引き起こします。 特に段差を乗り越えた際などに音が出る場合は、ボルトの緩みを疑いましょう。
異音の確認方法
- ドアの開閉をゆっくり行う
- 音がするタイミングを確認(開くとき or 閉じるとき)。
- どの部分から音がするのか、耳を近づけてチェック。
- ドアを半開きにして持ち上げる
- ガタつきがあれば、ローラーの摩耗やボルトの緩みの可能性あり。
- レール部分を目視で確認
- グリスが残っているか、ローラーの状態をチェック。
- レールの汚れが溜まっていないか確認。

対策と修理方法
1. 簡易メンテナンス(グリスアップ)
必要なもの
- シリコングリスまたはリチウムグリス
- パーツクリーナー
- ウエス(布)
手順
- パーツクリーナーでローラーやレール部分の汚れを落とす。
- ウエスで拭き取った後、シリコングリスをローラーやレールに塗布。
- ドアを数回開閉し、グリスを馴染ませる。
これだけで異音が解消する場合も多いです。
2. ローラーやガイドの交換
必要なもの
- 交換用ローラー(純正品または互換品)
- ラチェットレンチ
- ドライバー
手順
- スライドドアを半開きにして、下部のローラーカバーを外す。
- ローラーを固定しているボルトを外し、新しいローラーに交換。
- 取り付け後、グリスを塗布して動作確認。
摩耗が激しい場合は、早めの交換が必要です。
3. ボルトの増し締め
必要なもの
- ソケットレンチ
- トルクレンチ(推奨)
手順
- スライドドアのヒンジ部分やレール固定部のボルトを確認。
- 緩んでいるボルトがあれば、適正トルクで締め直す。
ボルトの緩みは、異音だけでなくスライドドアの位置ズレの原因にもなるため、定期的なチェックがおすすめです。
使用する工具・グリス・部品紹介
異音対策には、以下のような工具やグリスが便利です。
- シリコングリス or リチウムグリス(滑りを良くし異音を防ぐ)
- パーツクリーナー(古いグリスや汚れを除去)
- ラチェットレンチセット(ボルトの緩み調整やローラー交換)
これらのアイテムはAmazonやカー用品店で購入できます。
まとめ
ヴェルファイア20系のスライドドアの異音は、主に ローラーの摩耗・グリス切れ・ボルトの緩み が原因です。
異音が発生したら、
- まずはグリスアップを試す
- ローラーの摩耗が激しければ交換する
- ボルトの増し締めを行う
この流れで対策すると、スライドドアの動作がスムーズになり、異音を解消できます。
日頃から定期的にメンテナンスを行い、快適なスライドドアの動作を維持しましょう!
