はじめに
車のトラブルで特に多いのが「バッテリー上がり」です。
朝出かけようとしたらエンジンがかからない、夜の駐車場で突然動かなくなる…そんな経験をした方も多いのではないでしょうか。
この記事では バッテリー上がりの主な原因・応急処置の方法・予防するためのポイント を分かりやすく解説します。
実際の体験談も交えてまとめたので、ぜひ参考にしてください。
バッテリー上がりの主な原因
バッテリーが上がってしまう原因は、大きく分けて次の5つです。
1. ライトや室内灯の消し忘れ
一番多いのが、ライトやルームランプの消し忘れです。数時間でも放置すると一気に放電してしまいます。
2. バッテリーの劣化
一般的なバッテリー寿命は 3〜5年程度。
内部が劣化して始動用の電力が足りなくなると、エンジンがかかりにくくなります。
3. オルタネーター(発電機)の不良
走行中に発電できないと、バッテリーに充電されず電気が枯渇します。
「走ってもすぐ上がる」場合はこのケースを疑いましょう。
4. 短距離走行の繰り返し
エンジンをかけてすぐに止める走行を繰り返すと、充電が追いつかず放電が進みます。
5. 電装品の使いすぎ
ドラレコ、オーディオ、エアコン、後付けLEDなどが増えると、それだけ電力消費も増大します。
バッテリー上がり時の応急処置
1. ジャンプスタート(ブースターケーブル)
他車から電気を分けてもらいエンジンを始動します。
手順を誤るとショートや故障の原因になるため、以下の順番を守りましょう。
-
故障車の+端子 → 救援車の+端子
-
救援車の-端子 → 故障車のボディ(金属部分)
⚠ マイナスを故障車のバッテリー端子に直結しないこと。火花が出る危険があります。
2. ジャンプスターターを使う
近年人気なのが モバイルバッテリー型ジャンプスターター。
コンパクトで車内に積んでおけるので、夜間や一人のときでも対応できます。
3. JAFやロードサービスを呼ぶ
もし自分で対応できない場合は、無理せずプロに依頼するのが一番安心です。
-
JAF会員 → 無料
-
非会員 → 約1万円前後
費用はかかりますが、確実に解決できます。
バッテリー上がりを予防する方法
1. 定期的に点検する
-
電圧(12.4V以下なら交換を検討)
-
製造から3年以上経っている場合は早めの交換が安心
2. アイドリング充電は避ける
アイドリングでは十分な充電ができません。
走行充電が基本 と覚えておきましょう。
3. 電装品の使いすぎに注意
駐車中にオーディオや室内灯をつけっぱなしにしないよう注意。
4. 長期間乗らないときは補充電
-
ソーラーチャージャー
-
バッテリーメンテナー(充電器)
これらを活用すれば長期保管でも安心です。
実体験エピソード
実際に私自身も過去に スーパー駐車場でライトの消し忘れに気づかず、買い物後にエンジンがかからない という経験をしました。
幸いブースターケーブルを持っていたため、知人の車から電気をもらい事なきを得ましたが、もし夜間で一人だったら…と考えると怖いです。
この経験以来、車には必ず ジャンプスターターを常備 するようにしています。
まとめ
-
バッテリー上がりは誰にでも起こる可能性がある
-
応急処置は「ジャンプスタート」「ジャンプスターター」「ロードサービス」
-
予防には「定期点検・早めの交換・電装品の節電」が効果的
トラブルを未然に防ぐためにも、3年以上使ったバッテリーは早めに交換し、非常時用のジャンプスターターを常備しておくと安心です。
関連記事 👉ヒューズが原因?パワーウィンドウが動かない時の電気系統チェック
👉【電装DIY入門】おすすめ工具まとめ|初心者にも使いやすい厳選アイテム
