「パワーウィンドウが急に動かなくなった!」
そんな時、まず疑うべきなのが 電気系統のトラブル です。
特に、ヒューズ切れやスイッチの故障、モーターへの電源供給不良 が原因でパワーウィンドウが動かなくなることがよくあります。
本記事では、電気系統のチェック方法 を詳しく解説し、ヒューズ切れや配線トラブルが原因だった場合の対処法 も紹介します!
パワーウィンドウが動かない主な電気系トラブル
パワーウィンドウの動作には スイッチ → ヒューズ → リレー → モーター の電気回路が関係しています。
電気系のトラブルは、以下の5つが主な原因です。
① ヒューズ切れ
パワーウィンドウの ヒューズが切れていると、スイッチを押しても全く動かない ことが多いです。
✅ 症状
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全てのパワーウィンドウが動かない
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スイッチを押しても音がしない
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他の電装品(例えばルームランプやエアコン)は正常に動作
🛠 対処法
→ ヒューズを確認 & 交換(手順は後述)
② パワーウィンドウリレーの故障
リレーとは、スイッチの信号を受け取って、モーターに電力を供給する部品です。
リレーが故障すると、モーターに電気が届かず動作しなくなります。
✅ 症状
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全てのパワーウィンドウが動かない
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ヒューズは切れていないのに動作しない
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スイッチを押した時に「カチッ」というリレー音がしない
🛠 対処法
→ リレーを交換 or 叩いてみる(応急処置)
③ スイッチの接触不良
スイッチが故障すると、押しても電気が流れず、ウィンドウが動かなくなります。
✅ 症状
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運転席のスイッチでは動かないが、他のスイッチでは動く
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スイッチを押したときの手ごたえがいつもと違う(軽い・硬い)
🛠 対処法
→ スイッチの分解清掃 or 交換
④ 配線の断線・接触不良
ドアの開閉を繰り返すうちに、配線が断線することがあります。
特に、運転席側の配線は負担が大きいため断線しやすいです。
✅ 症状
-
たまに動く時がある(接触不良)
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運転席側のウィンドウだけ動かない
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ドアを開け閉めすると動くことがある(配線が引っ張られるため)
🛠 対処法
→ 配線の断線チェック & 修理
⑤ モーターの故障
モーター自体が壊れていると、電気が流れてもウィンドウが動きません。
ただし、モーターの故障は 経年劣化によるものが多く、電気系統のトラブルとは少し異なります。
✅ 症状
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スイッチを押すと**「カチッ」という音はするが動かない**
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モーター音がするが、窓が上がらない or 途中で止まる
🛠 対処法
→ モーターの交換 or 分解清掃
ヒューズの確認と交換方法(DIY)
① ヒューズの場所を確認する
車種によって異なりますが、一般的に 運転席の足元 or エンジンルーム内 にあります。
「POWER WINDOW」または「P/WINDOW」 という表記のヒューズを探しましょう。
② ヒューズを目視チェックする
🔍 確認方法
-
ヒューズを抜く(ヒューズプラー or ラジオペンチを使用)
-
ヒューズの金属部分が切れていないか確認
✅ 切れている → 交換!
✅ 切れていない → 他の原因をチェック!
③ ヒューズを交換する
ヒューズは同じアンペア数のものに交換します。
(例)15Aのヒューズが切れていたら、必ず15Aの新品ヒューズに交換すること!
リレーの確認と交換方法
① リレーの場所を確認する
ヒューズボックス内にある場合が多く、「P/WINDOW RELAY」 などと書かれています。
② リレーの動作チェック
🔍 簡単なチェック方法
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スイッチを押した時に「カチッ」という音がするか確認
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同じ型のリレーと交換して動作確認(他のリレーを流用できることもある)
③ 応急処置としてリレーを叩いてみる
軽く叩くと動作が復活することもある(内部の接触が改善するため)
ただし、これは一時的な対処なので、早めに交換しましょう。
配線の断線チェック方法
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ドアを開け閉めしながらスイッチを押してみる
→ 動いたり動かなかったりする場合、配線の断線の可能性が高い! -
運転席のドアヒンジ部分の配線を確認
→ 被覆が破れている or 断線している場合は修理が必要!
まとめ
✅ パワーウィンドウが動かない場合、まずヒューズを確認!
✅ リレーやスイッチの故障も考えられるのでチェックする
✅ 配線の断線がある場合は、ドア周りを重点的に確認!
✅ DIYで修理できるケースも多いので、まずは電気系統のチェックを!
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