パワーウィンドウのガラスが 「斜めになってスムーズに上がらない」「途中で引っかかる」「傾いたまま動く」 こんな症状が出たら、レギュレーターの故障 が考えられます。
このまま放置すると、ガラスが完全に落ちる、最悪の場合は割れる なんてことも…。
本記事では、パワーウィンドウのガラスが斜めになる原因と対処法、DIYでできるレギュレーターの交換方法 を詳しく解説します!
ガラスが斜めに動く主な原因
ガラスがスムーズに動かない場合、考えられる主な原因は以下の4つです。
① レギュレーターのワイヤーが絡まっている
レギュレーター内部のワイヤーは、長年の使用で 劣化・摩耗しやすい 部分です。
✅ 症状
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ガラスが斜めに動く
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動作が途中で引っかかる
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ウィンドウの開閉時にギシギシ・ガリガリ音がする
🛠 対処法
→ レギュレーターの交換
② ガイドレールの歪み・潤滑不足
ガラスを支えているガイドレールが歪んだり、グリス切れを起こしていると、動作がスムーズにいかなくなります。
✅ 症状
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窓が上下にスムーズに動かない
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ギシギシと擦れる音がする
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窓を動かすと、レール部分が浮いてしまう
🛠 対処法
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レールの清掃 & グリスアップ
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レールが変形していたら交換
③ 窓の固定クリップの破損
ウィンドウガラスをレギュレーターに固定するプラスチック製のクリップが破損すると、窓の固定力が弱まり、傾いたまま動くようになります。
✅ 症状
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ガラスが途中でグラグラする
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窓を閉めてもピッタリ閉まらない
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片側が浮いた状態になる
🛠 対処法
→ 固定クリップを交換(安価で手軽に直せる)
④ モーターの出力不足
パワーウィンドウのモーターが劣化してくると、ガラスを持ち上げる力が弱くなり、斜めに動くことがあります。
✅ 症状
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窓の動きが遅い・重い
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途中で止まりやすい
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モーター音が「ウィーン」と異常に長くなる
🛠 対処法
→ モーターの交換 or 分解清掃
レギュレーターの故障チェック方法
「ガラスの傾き」が発生したら、以下の方法でレギュレーターの状態を確認しましょう。
1. ウィンドウの動作をチェック
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窓が斜めに動くか?
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開閉時に異音がするか?
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途中で引っかかる or 止まるか?
👉 これらの症状があればレギュレーター or レール系の異常!
2. ドア内張りを外してレギュレーターを確認
🔧 必要な工具
✅ 内張りはがし
✅ プラスドライバー
✅ ラチェットレンチ(10mm)
🔹 点検手順
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ドアの内張りを外す(クリップやネジを外す)
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レギュレーターのワイヤーをチェック(絡まっていたら故障確定)
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ガイドレールや固定クリップの状態を確認
レギュレーターの交換手順(DIY)
🛠 必要な工具
✅ プラスドライバー
✅ ラチェットレンチ(10mm)
✅ 内張りはがし
✅ グリス(潤滑用)
🔹 交換手順
1️⃣ ドアの内張りを外す
・ドアハンドルやスイッチ類の配線も外す
2️⃣ ガラスを固定する
・養生テープや吸盤でしっかり固定(落とすと割れるので注意!)
3️⃣ レギュレーターのボルトを外す
・通常10mmのボルトで固定されている
4️⃣ 新しいレギュレーターを取り付ける
・レール部分に軽くグリスを塗るとスムーズに動作する
5️⃣ ガラスを元の位置に戻し、固定する
6️⃣ 動作確認後、内張りを戻して完了!
交換時の注意点
⚠ ガラスを落とさないように固定する
⚠ 取り外したボルトは無くさないように管理
⚠ 交換後はオート機能のリセットを忘れずに!(手順はこちら)
まとめ
✅ ガラスが斜めに動く原因は、レギュレーターの故障が多い!
✅ ワイヤー絡み、ガイドレールの歪み、固定クリップ破損をチェック!
✅ DIYで交換も可能だけど、慎重に作業しよう!
👇 関連情報はこちら
👉 パワーウィンドウが動かない原因と対処法
👉 パワーウィンドウのオート機能が効かない時の調整方法
👉 パワーウィンドウスイッチの故障症状と交換方法
