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この記事で分かること:
✔ ポチガー(ワンプッシュスイッチ)の仕組みと効果
✔ 直結配線型とドア内完結型の違い
✔ ヴェルファイア20系での実例を使った取り付け手順
✔ 蛇腹通しや電源接続の注意点とコツ
✔ 作業後の使い心地・安全性・見た目
■ ポチガーとは?
ポチガーは、スライドドアのノブ部分に埋め込むワンプッシュスイッチです。
スマートキーを持った状態でこのボタンを押すと、パワースライドドアが自動開閉します。
この製品のポイントは以下の通り:
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純正風の見た目で違和感なし
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子育て世代に嬉しい「荷物を持ったまま開けられる」機能性
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内側からも手動で開けられるため、安全性も担保

取り付け後のイメージは、ドアノブ中央に小さな黒いボタンが追加されるだけ。
今回の画像でも、自然に溶け込んだ仕上がりが確認できます。
■ 2つの取り付け方式の違い
タイプ | 配線の特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
ドア内完結型 | 配線は全てドア内で完結 | 配線がシンプルで断線リスクが少ない | キットが高価、対応車種が限定的 |
直結配線型 | 室内のユニットや信号線へ直接接続 | 安価で汎用性が高い | 蛇腹通しが必要で作業が煩雑 |
■ 必要な工具・部材
- 内張りはがし(リムーバー)
- 電工ペンチ、カッター、絶縁テープ
- ギボシ端子 or ハンダ or 純正カプラー
- 検電棒、通線ワイヤー
- 配線図(車種ごとの資料)
- ポチガースイッチ本体
天候が悪い日や暗い場所では作業が難航するため、明るく風のない日を選ぶと安心です。
【実例】直結配線型の取り付け手順
1. ドア内張りを外す
まずスライドドアの内張りを外します。
ピンの位置やクリップの方向を確認しながら、リムーバーでゆっくり剥がしましょう。
誤って折らないよう慎重に作業してください。
2. ノブ部分を分解しスイッチを設置
外側ノブを車外から見て、裏側のネジを外すと、ノブのカバーが外せます。
3. 蛇腹へ配線を通す
ここが作業の山場です。
車体とドアをつなぐゴム製の蛇腹(ジャバラ)内に配線を通していきます。
配線ワイヤーにスイッチケーブルを固定し、蛇腹に洗剤をスプレーして滑りを良くするとスムーズ。
無理に引っ張ると断線の原因になるため、優しく作業しましょう。
4. 電源取り出し&接続
スライドドアユニット内のコネクタ、または室内の電源を取得します。
接続箇所が分からない場合は、整備書や先人のブログも参考に。
5. 動作確認と復元
最後にすべての接続を確認し、スマートキーを持ってノブのスイッチを押してみましょう。
スライドドアが自動で開けばOKです!
問題がなければ、内張りやゴムカバーを元に戻して作業完了です。
■ 注意点とトラブル事例
- 蛇腹断線 → 無理に通すと中のコネクタ破損も。
- アース不良 → ネジ式アースで確実に固定。
- 誤配線 → 開閉誤作動。必ず配線図を参照。
■ ドア内完結型の選択肢
市販のドア内完結型キットは、蛇腹を通さず済む利点あり。 ただし、価格が高く、車種によっては非対応も。
■ 実際に使ってみてどう?
想像以上に快適です。
買い物袋や子どもを抱えた状態で、片手で「ポチッ」と押すだけでドアが開くのは本当に便利。
特に雨の日などは、傘を持ったまま開けられるだけでストレスが軽減されました。
何より「純正のような見た目」が所有感を高めてくれます。
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■ まとめ:自分に合った方式を選ぼう!
- ドア内完結型:安心・簡単に施工したい人向け
- 直結配線型:DIYに慣れていて費用を抑えたい人向け
ポチガー(ワンプッシュオープナー)は、ヴェルファイア・アルファードユーザーにとって満足度の高いDIYカスタムです。
取り付け作業には少し時間がかかりますが、得られる便利さは間違いなく価格以上。
あなたの愛車にも“スマートな一工夫”、加えてみませんか?
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