車内でスマホ充電器やドラレコ、LEDライトなどを同時に使いたいとき、シガーソケット電源の増設が便利です。
ただし、やり方を間違えるとヒューズが飛ぶ・バッテリーが上がる・発熱するといったトラブルの原因になります。
この記事では、安全にシガーソケットを増設するための手順と注意点を、DIY初心者でもわかるように解説します。
🔌 シガーソケットを増設する3つの方法
① 分配タイプ(最も手軽)
純正ソケットに差し込むだけで口数を増やすタイプ。
電気知識がなくても使えますが、元の回路に負荷が集中する点に注意が必要です。
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メリット:工具不要で簡単
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デメリット:ヒューズ容量オーバーの危険あり
✅ 目安:ドライブレコーダー+スマホ充電程度まで
② 配線タイプ(中級者向け)
ACC電源やヒューズ電源から分岐し、ソケット本体を車内に固定する方法。
より確実で安全な増設ができます。
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メリット:配線を分けて負荷を分散できる
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デメリット:配線加工が必要
👉 関連:電源の取り方を間違えるとショートする?安全な配線分岐方法
③ バッ直タイプ(上級者向け)
バッテリーから直接電源を取り、リレー経由でACC連動にする方法。
電装品を多く使うDIY派におすすめです。
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メリット:安定した電圧・電流が取れる
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デメリット:リレーやヒューズの知識が必要
👉 関連:リレー付き電装品を取り付けるときの失敗例
⚙️ 必要な工具・部品
| 種類 | 用途 |
|---|---|
| エーモン電源取り出しヒューズ | ACC電源や常時電源の分岐 |
| シガーソケット本体(DC12V) | 増設先として使用 |
| 平型端子・ギボシ端子 | 配線接続 |
| 電工ペンチ | 圧着用 |
| テスター | 電圧確認 |
| 絶縁テープ・エーモン配線保護チューブ | 安全対策用 |
👉 関連:テスターの使い方と電源の見分け方はこちら
🔧 シガーソケット増設の手順(ヒューズ電源タイプ)
① 電源を確認する
エンジンONで通電するACC電源を探します。
テスターで12Vが出ることを確認しましょう。
② ヒューズボックスから電源を取り出す
エーモンの「電源取り出しヒューズ」を使うと安全に分岐可能です。
純正ヒューズの容量+5A程度を目安に。
③ ソケット本体を設置
センターコンソール内やグローブボックス裏など、邪魔にならない位置に固定します。
両面テープやビス止めでもOK。
④ アースを接続
車体の金属部にアース線をしっかり固定します。
塗装面は導通しないので注意。
⑤ 通電テスト
テスターまたは接続機器で通電を確認。
エンジンON時のみ電源が入ることを確認したら完成です。
⚠️ 注意点と失敗例
❌ 常時電源につなぐとバッテリー上がり
エンジンOFFでも通電する「常時電源」から取ると、充電器がつきっぱなしになります。
→ ACC電源 or リレー経由で制御するのが安全。
❌ 定格オーバーによるヒューズ切れ
ソケットは最大電流(5Aなど)を超えると発熱・溶解の危険あり。
→ 消費電力の合計が定格を超えないように注意。
❌ アース不良
導通の悪い場所にアースを取ると、機器が不安定になります。
→ ボディ金属部の地金を出して確実に固定。
✅ まとめ:正しい電源取り出しとアースで安全に増設!
シガーソケット増設は、電装DIYの第一歩に最適な作業です。
ただし、ACC電源の取り方やアースの確実な接続を怠ると、トラブルの原因になります。
正しい手順で取り付ければ、ドラレコやUSB充電器を快適に使える環境が整います!

