【体験談】知らずに走っていたタイヤがバースト寸前だった話
ある日、嫁の車でいつもの道を走っていたときのこと。
「なんか変だな…」と思いながらも走行を続けていると、ハンドルに微妙なブレを感じ、車体がかすかに揺れていることに気づきました。
タイヤをチェックしてみると、なんとトレッド面の一部にワイヤーが露出しており、劣化が進行していたのです。
このまま走行していたらバースト(破裂)していた可能性が高く、本当に危ない状況でした。
タイヤが劣化するとどうなる?
タイヤは消耗品であり、経年劣化や摩耗によって以下のような症状が現れます。
- 溝が浅くなり、雨の日にスリップしやすくなる
- ゴムが硬化してグリップ力が低下する
- ひび割れや亀裂が入る
- 内部のスチールワイヤーが露出する
特にワイヤーが出るレベルになると、空気圧が一気に抜けたりバーストに直結します。安全走行はほぼ不可能です。
劣化チェックのポイント
タイヤ交換の目安は「溝の深さ」や「使用年数」だけではありません。自分で簡単に確認できるチェックポイントを紹介します。
- 残り溝をチェック
スリップサイン(溝の奥にある△マーク)と同じ高さになったら交換時期です。 - サイドウォールのひび割れ
横側に細かいひびが入っていたら要注意。特に紫外線や熱に弱い部分です。 - 変形やふくらみ
内部ワイヤーが損傷している可能性があります。すぐに交換が必要です。 - ゴムの硬さ
古いタイヤは触ってみるとカチカチに。柔軟性が失われるとグリップ力が落ちます。 - 製造年数
タイヤ側面の「4桁の数字」で確認できます(例:2519 → 2019年25週目製造)。一般的に5年以上経過したら要注意です。
実際に走ってしまった感想
正直に言うと、ワイヤーが見えている状態で数日間は気づかずに走行していました。普段は買い物や子供の送迎など短距離ばかりだったのですが、走行中は常に「ヤベー、これ大丈夫か?」とドキドキ。振動や異音も気になり始めました。
最終的には急いでスタッドレスに交換し、命拾いした形です。今思えば「たまたま事故が起きなかっただけ」。完全に運任せで、危険すぎました。
【写真あり】タイヤワイヤーが露出していた状態
画像を見ると分かる通り、完全にトレッド面が摩耗しており、内部のワイヤーがうっすら顔を出しています。
これではあと数十kmでバーストしてもおかしくない状態でした。
ワイヤー露出を見つけたらどうする?
- 走行は即中止:そのまま走り続けるのはNG。
- スペアタイヤや別のタイヤに交換:応急処置として最優先。
- ロードサービスを利用:自走できないと判断したら迷わず呼びましょう。
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バーストを防ぐ!タイヤの劣化チェックポイント
以下のような点検を、最低でも月1回は行うことをおすすめします:
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✅ 溝の深さ(スリップサインの確認)
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✅ 表面のヒビ割れ(特にサイドウォール)
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✅ トレッド面に異物や変色がないか
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✅ 空気圧(必ず冷間時に測定)
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✅ 製造年(4年以上経過なら要注意)
DIYで点検する際には、以下のようなグッズがあると便利です:
新潟精機 SK デジタルミニデプスゲージ 25mm DMD-25G
BAL(大橋産業) 高圧フットポンプ ツインシリンダー 1924
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まとめ:バーストは「ある日突然」起きる
今回は運良く未然に防げましたが、あと少しでも走行していたら確実にバーストしていたと思います。
自分や家族の命を守るためにも、以下を習慣にしましょう:
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タイヤの点検は月1回
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気になったら即交換
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異音やブレを感じたら運転を止めて確認
「ちょっと違和感あるけど大丈夫かも…」は一番危険な思い込みです。
この記事が誰かのバースト予防になれば幸いです。
安全のためにも、異変を感じたら迷わず交換を!
