エンジンまわりの整備は、オイル交換やプラグ交換など比較的簡単な作業から、ベルト類やセンサー交換など本格的な作業まで幅広いです。
ただし、狭いエンジンルームで効率よく作業するには 専用工具を使い分けることが重要 です。
ここでは、エンジン整備をDIYで行うときに役立つ工具をまとめました。
🔧 エンジン整備に必須の工具
1. ソケットレンチセット
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用途:ボルト・ナットの脱着
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理由:エンジンルームは奥まった場所が多いため、ディープソケットやエクステンションが大活躍。
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ポイント:首振りラチェットやユニバーサルジョイントがあるとさらに便利。
SK11(エスケー11) ソケットレンチセット TS-2352M 差込角:6.3mm 9.5mm 52点 1セット
2. トルクレンチ
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用途:規定トルクでの締め付け
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理由:プラグ・オイルドレンボルト・ヘッド周りなどはトルク管理必須。
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ポイント:小型(5~25Nm)と中型(20~100Nm)の2本持ちが理想。
3. プラグレンチ(スパークプラグソケット)
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用途:スパークプラグの脱着
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理由:奥まった位置にあるプラグを確実に外せる。
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ポイント:マグネット付きやゴム付きタイプなら落としにくい。
4. マグネットピックアップツール
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用途:エンジンルームに落としたナット・ボルトの回収
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理由:奥に落とすと取り出すのが大変。
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ポイント:フレキシブルタイプが狭所作業に便利。
5. オイルフィルターレンチ
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用途:オイルフィルターの脱着
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理由:手では外れないことが多く、専用工具必須。
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ポイント:カップ型・バンド型・チェーン型など車種に合わせて選ぶ。
💡 あると便利な工具
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フックツール → ホースの抜き取りやOリング外しに便利
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トルクス・ヘックスビット → 各種センサーや補機類の脱着に必須
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ラバーハンマー → 軽く叩いて固着した部品を外すときに使用
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ケミカル類(浸透潤滑剤・エンジンクリーナー) → サビや固着対策に必須
⚠️ エンジン整備の注意点
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バッテリーのマイナス端子を外す(ショート防止)
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規定トルクを守る → 特にプラグやドレンボルトはオーバートルク厳禁
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ゴミや異物の混入を防ぐ → 吸気口やプラグホールにタオルで養生
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難易度を見極める → タイミングベルト・チェーン交換はDIYレベルを超える
✅ まとめ
エンジン整備は一見難しそうに見えますが、
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ソケットレンチ
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トルクレンチ
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プラグレンチ
の3点を揃えるだけで、オイル・プラグ・フィルター交換といった基本作業が可能になります。
さらにマグネットツールやフックツールを加えれば、作業効率が格段にアップします。
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