車のDIY整備は、自分でできると楽しいし、節約にもつながります。
しかし、整備には 「必ず危険がつきもの」 です。
ボルトが固着して工具が外れる、パーツが落下する、油が飛ぶ、目や手を傷つける…。
こうした事故の多くは 安全装備をしていれば防げるものばかり です。
今回は、初心者でもすぐ準備できる
「DIY整備に必須の安全装備」 を分かりやすくまとめます。
✅1. メカニックグローブ(作業用手袋)
●ケガ防止の最重要アイテム
手を守らない整備は危険が多いです。
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ボルトの角で指を切る
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ナットが急に緩んで手を挟む
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エンジンルームの鋭利部分で擦りむく
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マフラーやエンジンでやけど
薄手のグローブでも良いので、必ず着用を習慣化しましょう。
●どんなグローブがおすすめ?
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滑りにくいゴム・ウレタンコートタイプ
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フィット感が良い薄手タイプ
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指先の感覚が残るモデル
DIYでは“厚すぎる”より“作業しやすい”ことが重要。
✅2. 保護メガネ(セーフティグラス)
●整備中の「目」の事故は本当に多い!
DIYで特に危ないのが目への飛散物。
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サビが飛ぶ
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ブレーキダストが落ちる
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パーツが跳ね返る
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潤滑剤が目に飛ぶ
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バール・プライバー使用時の跳ね返り
保護メガネ1つで ほぼ100%防げる トラブルです。
低価格でも構わないので、必ず用意しておきましょう。
✅3. 作業着(汚れても良い服 or ツナギ)
●普段着で整備しない方がいい理由
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オイルが付くと落ちない
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ファスナーや布が引っかかる
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止め金具が傷をつける
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動きが制限されて効率ダウン
ツナギや作業服は 動きやすさ・安全性・耐久性 すべてで優秀です。
●ツナギのメリット
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腰回りが見えず安全
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服の隙間にゴミが入らない
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ポケットが多く工具を持ち運びやすい
✅4. ケガ防止用の「ニーパッド(膝当て)」
アンダーカバー外し、タイヤ交換、下回り点検など、膝をつく作業は多いです。
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舗装の石で痛い
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砂利で皮膚がえぐれる
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長時間の作業で膝を痛める
ニーパッドがあると 作業の疲労が激減。
膝を守るだけで、下回り作業が一気に楽になります。
✅5. 防毒マスク or マスク
ブレーキダスト、サビ、パーツクリーナーのミストなど、
整備中は目に見えない粉が多く舞います。
特にブレーキ周りの整備時には必須。
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吸い込むと喉が荒れる
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皮膚に付着してかぶれやすい
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クリーナーの刺激が強い
最低限、不織布マスクでも OK。
より安全にするなら簡易防毒マスクがおすすめです。
✅6. 安全靴 or 厚底スニーカー
整備で意外と多い事故が「足のケガ」。
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タイヤを落とす
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工具が落下する
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ジャッキポイントに足をぶつける
安全靴はつま先に保護材があり、落下物に強いです。
DIYなら
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つま先補強スニーカー
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ワークマンの軽量安全シューズ
あたりで十分。
✅7. ゴム手袋(使い捨て)もあると便利
オイル交換など“汚れ物の作業”には必須。
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パーツクリーナー
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ブレーキフルード
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エンジンオイル
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ATF
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グリス
皮膚に負担がある液体が多いので、
メカニックグローブの下に使い捨てゴム手袋を重ねる と完璧です。
🔧まとめ:安全装備は「時間とケガを防ぐ最高の効率化」
安全装備を揃えるのはお金がかかるように感じるかもしれませんが、
実際は ケガを防ぎ、作業を止めずに済む“最強のコスパ装備” です。
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手袋
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保護メガネ
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作業着・ツナギ
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ニーパッド
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マスク
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安全靴
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使い捨てゴム手袋
これだけ揃えば、DIY整備の安全性は一気に高まります。
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