https://blog.with2.net/link/?id=2120018
交換 PR

グリスの種類と使い分け方

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

車やバイクのDIYでは、ボルト・ベアリング・可動部などに「どんなグリスを使うべきか?」で迷いがち。
間違った種類を使うと耐熱不足・樹脂を傷める・すぐ流れ落ちるなどトラブルの原因になるから、基本の使い分けを知っておくのはかなり大事。

人気ブログランキングでフォロー


1. リチウムグリス(万能タイプ)

✔ 特徴

  • もっとも一般的、迷ったらコレ系

  • 耐水性・耐熱性がそこそこ高い

  • 金属同士の摩擦を軽減するのが得意

✔ 使う場所

  • ドアヒンジ

  • サスペンション周りの金属部

  • ボルト・ナット

  • シャフト・ピン類

✔ 注意

  • 樹脂・ゴム部分にはあまり向かない(成分によっては痛める)


2. シリコングリス(ゴム・樹脂に最適)

✔ 特徴

  • ゴム製品に安全

  • 水に強く、滑り性が高い

  • 低温でも硬くなりにくい

✔ 使う場所

  • ラバーパーツ

  • ブレーキキャリパーのスライドピン(ゴムブーツ対応のもの)

  • 樹脂パーツの擦れる部分

  • Oリング

✔ 注意

  • 金属の高負荷部分には不向き(潤滑力は弱め)


3. モリブデングリス(高荷重に強い)

✔ 特徴

  • 摩擦に非常に強い

  • 高負荷・高圧がかかる部分に最適

  • 黒い色のグリス

✔ 使う場所

  • 駆動系のスプライン

  • ボールジョイント

  • ユニバーサルジョイント

  • ブレーキパッドの裏(鳴き防止)

✔ 注意

  • ゴムや樹脂には基本NG

  • 手や服に付くと落ちにくい…

人気ブログランキング
人気ブログランキング


4. ウレアグリス(近年の万能型)

✔ 特徴

  • リチウムより高い耐熱・耐水性

  • EV車やハイブリッドのメンテで使われることも増加

  • 長期間性能が落ちにくい

✔ 使う場所

  • ハブベアリング

  • 高温になる金属摺動部

  • 産業機械などのシビア用途

✔ 注意

  • 価格は少し高め


5. カッパーグリス(耐熱性最強クラス)

✔ 特徴

  • 金属粉(銅)入り

  • 耐熱温度は1000℃超えもある

  • 焼き付き防止にも優秀

✔ 使う場所

  • ブレーキパッドの裏

  • ブレーキのボルト類

  • マフラーのボルト類

✔ 注意

  • センサー類が近いと誤作動の原因になる

  • アルミ部品は腐食の原因になることも(使わないほうが良い)


6. セラミックグリス(ブレーキ作業で定番化)

✔ 特徴

  • 金属粉を含まない

  • ブレーキセンサーにも安全

  • 超高温に強い(800℃前後)

✔ 使う場所

  • ブレーキパッド裏

  • キャリパーの摺動部

  • マフラーのボルト

✔ 注意

  • 汎用としては高価


用途別の”正解グリス”早見表

作業内容 使うべきグリス
ドアヒンジ リチウム
サスペンション金属部 リチウム / ウレア
ゴムOリング シリコン
ブレーキスライドピン シリコン(ゴム対応)
パッド裏の鳴き防止 カッパー / セラミック
ベアリング ウレア
スプライン(高荷重部) モリブデン

人気ブログランキング
人気ブログランキング

まとめ(初心者向け)

  • 迷ったらリチウムorウレア

  • ゴムには絶対にシリコン

  • ブレーキは特殊グリス(カッパー/セラミック)必須

  • 高荷重ならモリブデン

このあたりを押さえておけば、DIY作業でグリス選びを間違えることはほぼなくなるよ。

ABOUT ME
shimada550923
車を所有して約20年 車が好きで運転もカスタマイズも程々にやっております。 アルヴェル専門ブログに変更、チャレンジ アルヴェルのオーナーさん、よろしくお願いします。 私は20前期オーナーです。 スライドドア関係のトラブルが多いのでバラシて動きを見たり、レールのメンテ、ポチガーのコンピューター直結のやり方も別で情報を出そうと思うのでチャレンジしたい方は利用して下さい。 整備士の方では当たり前に出来るが自分のように素人DIYならではの苦労も記事に載せます。 最後に「少しでもヒントになったら1クリックお願いします。 励みになります(*^^)v
車カスタムランキング
車カスタムランキング