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冬の朝、出勤前にエンジンをかけようとしても「セルが回らない」「カチッと音がするだけ」「かかりそうでかからない」などのトラブルは珍しくありません。特に寒冷地では気温の低下でバッテリー性能が落ち、エンジン始動が困難になるケースが多発します。ここでは、応急処置の方法と再発防止策をまとめました。
Contents
よくある原因
- バッテリー上がり
- 気温が低いとバッテリーの化学反応が鈍くなり、十分な電力を供給できなくなる。
- 燃料系のトラブル
- ガソリンの気化が悪くなることで点火が不安定に。特に古い車で起きやすい。
- エンジンオイルの粘度上昇
- 寒さでオイルが硬くなり、クランクの回転が重くなる。
応急処置の方法
- ヘッドライトを数秒点灯する
電気を流してバッテリーを活性化させ、電圧が少し回復することがある。 - クラッチやブレーキを踏んで始動
(MT車の場合)クラッチを切ることでクランクにかかる抵抗を減らせる。 - ブースターケーブルでジャンプスタート
他車や予備バッテリーを使って電力を補うのが最も確実。接続順序を守らないと故障の原因になるため注意。 - ジャンプスターターを使用
携帯型のリチウムイオンバッテリーを車に積んでおけば、単独で始動可能。冬場の備えとして非常に有効。
やってはいけないこと
- 何度もセルを回し続ける(バッテリーを完全に消耗させる原因)
- 無理やり押しがけ(オートマ車では不可)
再発防止策
- 冬前にバッテリーの点検・交換
- 粘度の低いエンジンオイル(冬用)を使用
- 夜間の駐車時はエンジンルームカバーや毛布をかけ、冷えを和らげる
- 定期的に車を動かして充電を保つ
まとめ
冬の朝にエンジンがかからない原因の多くは「寒さで弱ったバッテリー」にあります。応急処置としてはジャンプスタートが最も確実ですが、事前の点検やジャンプスターターの携帯でトラブルを回避するのが理想です。
「かからないときにどうするか」よりも、「かからなくならないように備える」ことが大切です。
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