夏の渋滞中、「メーターの温度が上がってきた…!」なんて経験はありませんか?
実は、停車時間が長い渋滞中は風の流れが少なく冷却効率が落ちるため、オーバーヒートが起きやすい状況なんです。
この記事では、原因・予防策・緊急時の対処法を分かりやすく解説します。
🔧オーバーヒートが起こる主な原因
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電動ファンの故障
渋滞中は風が当たらないため、ラジエーターを冷やす電動ファンが命綱。
モーターやリレーの不具合で作動しないと一気に温度上昇します。 -
冷却水(クーラント)の不足
経年劣化や漏れによりクーラントが減少すると、熱をうまく逃がせません。
リザーバータンクの量を定期チェックしておくのが重要です。 -
ラジエーターの詰まり・汚れ
虫やホコリがフィンに詰まると放熱効率が低下。
洗車時に軽く水で洗い流すだけでも効果的です。 -
ウォーターポンプやサーモスタットの不具合
冷却水を循環させるポンプや温度制御するサーモスタットが壊れると、
エンジン内に熱がこもります。10年以上経過した車は点検推奨です。
🧊渋滞中の予防・対策ポイント
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エアコンOFF+ヒーターON
苦しいけど、ヒーターを使うと冷却水の熱を車内に逃がせます。
温度計が上がり始めたらこの方法が効果的。 -
アイドリングを止めない
電動ファンが動くために電力が必要です。
“エコ”を意識しても、オーバーヒートすると逆に修理代が高くつきます。 -
停車中はボンネットを開けない
熱気でやけどの恐れがあります。
安全な場所に停車してから、完全に冷めてから確認しましょう。
🚨オーバーヒートが起きたときの対処法
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すぐに安全な場所に停車
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エアコンOFF・ヒーターON
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エンジンは切らずにアイドリングで温度を下げる
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温度が下がってから冷却水量を確認(冷えてから開けること)
※冷却水が減っている場合は、水道水で一時的に補充してもOK(応急処置)。
🧰日頃からできるチェックポイント
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クーラントの量と色(濁りがあれば交換)
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ラジエーターファンの作動確認(エアコンONで回るか)
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ベルトの張りとひび割れ
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冷却系統からのにじみや漏れ
これらを月1回チェックするだけで、夏のトラブルを大幅に減らせます。
💡まとめ
渋滞中のオーバーヒートは、小さな油断が大きな故障につながるトラブルです。
「少し温度が高い気がするな」と思った時点で早めに点検すれば、大きな修理代を防げます。
