パワーウィンドウが突然動かなくなると、とても不便ですよね。
しかし、必ずしもモーターやレギュレーターが故障しているとは限りません。
実は、ヒューズ切れやスイッチの不良など、電気系統のトラブルが原因で動かなくなるケースは非常に多いんです。
この記事では、DIY初心者でもできる
「パワーウィンドウが動かないときの電気系統チェック」
をわかりやすく解説します。
パワーウィンドウが動かない時にまず確認するべきポイント
パワーウィンドウの不具合は、以下の順番で確認するのが最も効率的です。
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メインスイッチのロック機能がONになっていないか
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該当窓のスイッチ・運転席のマスタースイッチ
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ヒューズ切れ
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リレーの不良
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モーター・レギュレーターの故障
このうち、半分以上は電気系統のチェックだけで原因が絞れるため、まずは簡単にできる電気まわりの確認をしていきましょう。
1. メインスイッチのロックを確認
一番多い“あるあるミス”がこれ。
運転席のスイッチにある「ウィンドウロック」がONのままだと
助手席・後席の窓はすべて操作不能になります。
✔ チェックポイント
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ロックがONになっていないか確認
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OFFにして動作確認
1秒でできるので、最初に確認しましょう。
2. スイッチ本体の不具合をチェック
スイッチが故障していると、モーターは正常でも動きません。
✔ 確認方法
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運転席側のマスタースイッチ
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該当ドアのスイッチ
両方で操作してみる。
運転席側では動くのに、該当ドアでは動かない → スイッチ不良の可能性大。
3. ヒューズを確認する(最重要)
パワーウィンドウが全く動かない場合、
ヒューズ切れは最も多い原因の一つです。
✔ 確認手順
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運転席足元・エンジンルームなどにあるヒューズボックスを開ける
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「POWER WINDOW」などの表示を探す
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該当するヒューズを抜いて状態を確認
✔ ヒューズが切れている場合
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中の金属片が切れている
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黒く焦げている
→ 同じアンペア数の新品ヒューズに交換すればOK。
※ 違うアンペア数を入れると事故の原因になるのでNG。
4. リレーの不良を確認
パワーウィンドウは「リレー」で電流を切り替えて動いています。
✔ 症状例
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たまに動く
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カチカチ音がする
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全窓が動かない
リレーは経年劣化で接点が焼けることがあり、動作不良の原因になります。
5. モーターまで電気が来ているかテスターで確認
電気が来ているのに動かない → モーターの故障
電気が来ていない → スイッチ or 配線の断線 or ヒューズ/リレー不良
という切り分けができます。
✔ テスターの簡単チェック方法
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ドア内張りを外す
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モーターのカプラーにテスターを当てる
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スイッチを上下に操作し、電圧が来るか確認
電圧が来ていれば、モーター側の故障がほぼ確定します。
電気が来ていない場合の原因まとめ
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スイッチの接点不良
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ドアの蛇腹部の配線断線(走行距離が多い車に多い)
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ヒューズ切れ
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リレー不良
これらを順番に確認すれば、原因は必ず絞れます。
ここまで調べても動かない時は?
以下の可能性が高くなります。
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モーター内部の劣化・焼け
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レギュレーターのワイヤー切れ・ガイド破損
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ガラスのレールの摩耗
DIYが難しい場合は専門店に依頼するのも安心。
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まとめ:電気系統チェックで原因の半分は判明する!
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メインロックの解除
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スイッチの不良
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ヒューズ切れ
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リレー不良
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モーターへ電気が来ているか
これらのチェックをすれば、
パワーウィンドウが動かない原因のほとんどは特定できます!
無駄な交換を避けるためにも、まずは落ち着いて電気系統を確認してみてください。

