ハンドルのオーディオスイッチが反応しない、ホーンが鳴らない――
よくある原因として「スパイラルケーブル(コンビネーションケーブル)の断線」があります。
ぼくの車もまさにその症状で、思い切ってスパイラルケーブルをDIY交換しました。
交換自体は問題なく終わったのですが……
エアバッグの警告灯が消えない。
これが後から地味に苦労しました。
この記事では、スパイラルケーブル交換後にエアバッグ警告灯が消えなかったときの実体験と、同じ失敗を防ぐためのポイントをまとめます。
■ 故障の始まり:ホーンが鳴らない+ステアリングスイッチ反応なし
運転中に「ホーンが鳴らない」「右側のスイッチだけ反応しない」といった異常が出始め、最初は接点不良かと思っていました。
しかし調べていくうちに、
「これはスパイラルケーブルの断線パターンだな」
と確信。
ネットで互換品を購入して交換作業へ。
■ DIY作業は順調だったが…
エアバッグを外し、ステアリングを外し、スパイラルケーブルを交換。
ここまではトラブルなし。
配線も間違っておらず、固定位置も合っている。
「これは一発で直ったな」
そう思いました。
ところがエンジンをONにした瞬間…
エアバッグ警告灯が消えない。
ここから長い戦いが始まりました。
■ 警告灯が消えなかった理由はこれだった
① OBD2リセットをしないと消えない車種がある
スパイラルケーブル断線時、ECUはエアバッグ系統の異常を記録します。
その後 新品に交換しても、自動では消えない場合があります。
ぼくの車もまさにこれ。
ハンドルの動作は正常に戻っていたのに、警告灯だけは点灯したまま。
② バッテリーを外しただけではリセットされない
一般的に「バッテリー外せば消える」と思われがちですが、エアバッグ関係は大半が 保持メモリ にエラーを保存しています。
バッテリーを10分外しても何も変わらず。
③ 社外スパイラルケーブルが車種と微妙に相性が悪い
互換品のレビューを見ると「たまに初期不良」「相性問題あり」なんて声も。
一瞬これも疑いましたが、ホーンもスイッチも正常だったため今回は問題なしと判断。
④ カプラーの差し込みが硬く、中途半端だった
これは後から気づいた点ですが、
黄色のエアバッグカプラーはロック爪が硬く、奥まできちんと刺さっていないケースが多い。
外したついでにもう一度全カプラーを押し込んだところ、
「カチッ」
と小さく音がして完全にロックされました。
■ 実際にやった対処法
1. 全カプラーの差し直し
特に黄色のSRS系は固いので要注意。
差し込み甘いと警告灯が消えません。
2. バッテリーを外して再接続(効果なし)
一応やってみましたが、エアバッグ系にはほぼ無意味でした。
3. OBD2スキャナーでSRSのコード消去(これで解決)
安いOBD2スキャナーでもSRSに対応しているモデルならOK。
異常コードを確認すると、
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B…系のSRSフロントエアバッグ回路エラー
が残っていました。
これを消去した瞬間、
警告灯がやっと消灯。
■ 警告灯が消えた後の状態
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ホーン正常
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スイッチ正常
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警告灯消灯
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車検も問題なく通過
スパイラルケーブル自体は問題なかったので安心しました。
■ 同じ失敗を防ぐためのポイント
① SRSカプラーは奥までしっかり刺す
黄色カプラーは固いので特に注意。
② 互換品を使う場合、レビューと適合情報を必ず確認
安い商品は当たり外れがある。
③ 警告灯は交換しても自動で消えない場合がある
エアバッグ系は 「エラー消去作業」 が必須の車種多い。
④ OBD2スキャナーを持っておくと作業が楽
2000〜5000円の安いものでも十分。
■ この失敗で学んだこと
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エアバッグ警告灯は“ただのランプ”ではない
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断線→交換→消灯 の流れではない(消去作業が必要)
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カプラー差し忘れは本当に起こりやすい
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OBD2ツールはDIY整備の強い味方
スパイラルケーブル交換はDIY難易度は高くはないですが、
エアバッグ周りはちょっとしたミスで警告灯が残る
ということを身をもって学びました。

