定期的にやっておきたいタイヤローテーション。
タイヤの寿命を伸ばせるし、偏摩耗の防止にもなるのでDIYでやる人も多いですよね。
ぼくも普段から自分でローテーションしているのですが、
ある日 「異音がゴォーって鳴る」 という症状に見舞われました。
最初は「ベアリングかな?」と思ったのですが、
原因はなんと “ローテーション方向を間違えた” という初歩的なミス。
この失敗談と、同じことを防ぐ方法をまとめます。
■ 異音が出始めたのはローテーション直後だった
ある週末、タイヤの前後ローテーションを実施。
作業自体は慣れているので30分ほどで終了。
しかし試運転すると…
「ゴォォォ……」
「速度が上がると唸るような音が出る」
ハブベアリングか、タイヤの摩耗か、どこかで締め忘れたのか?
一気に不安に。
それでも走行に大きな異常はなく、
「時間がある時にもう一度確認しよう」
と思ってしばらく様子見。
が、翌日もやっぱり鳴る。
■ 原因は“ローテーションの方向ミス”だった
異音の原因を突き止めるため、改めてタイヤを外し確認していったところ…
リアに付け替えたタイヤの回転方向が逆になっていた。
そう、タイヤには
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回転方向が決められている「方向性タイヤ」
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内外が決まっている「インアウト指定タイヤ」
があり、ぼくの車のタイヤはまさに“方向性タイヤ”。
つまり、
左前 → 右後ろ
のようにクロスしてローテーションしてしまったことで、回転方向が逆になっていたわけです。
方向性タイヤを逆に装着すると…
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異音が出る
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排水性が著しく低下する
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摩耗が早くなる
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最悪グリップ低下で危険
完全にNGな装着。
■ 異音の仕組み:なぜ逆方向で音が出るの?
方向性タイヤは溝の形状が“矢印”のようになっており、
正しい方向で走行することで排水性や直進性が確保される設計。
逆回転させると…
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溝が空気を巻き込む
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ブロックのエッジが逆向きに路面を叩く
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ノイズパターンが変化
その結果、
ゴォーッ、ゴーッという独特の唸り音
が発生します。
ぼくの車もまさにこの状態でした。
■ 正しい対処:すぐに元の方向に戻す
異音の原因に気づいてすぐに作業開始。
1. 4本タイヤを外す
方向性タイヤの場合、前後ローテーションは 基本「前後のみ」。
クロスはNG。
2. 矢印(ROTATION表記)を確認
タイヤ側面に
ROTATION →
の刻印が必ず付いています。
車を走る向きと合っているかを必ず確認。
3. 正しい位置へ付け直す
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右前 → 右後ろ
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左前 → 左後ろ
※方向性タイヤの基本ローテーション
4. 試運転
付け直したら異音は完全に消失。
走行安定性も戻りました。
■ タイヤローテーションで起きがちなミス
① 方向性タイヤなのにクロスローテーションした
→ 今回のぼくの失敗。
② 左右の「内外指定(INSIDE/OUTSIDE)」を逆に付ける
インアウト指定タイヤも注意必要。
③ トルク管理をしていない
ナットの締め付けが弱いor強すぎると異音やトラブルのもと。
④ 空気圧がバラバラ
前後で減り方が違うため、ローテ後は必ず調整。
■ この失敗から学んだこと
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方向性タイヤは前後のみローテーション
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ROTATION矢印は必ず確認
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クロスローテーションは“万能ではない”
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異音が出たらまずタイヤを疑う
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ローテ初心者は1本ずつ位置を書き留めておくと安心
ローテーションは簡単そうで、実はタイヤの種類によって手順が変わります。
今回の失敗は初歩的ですが、誰でもやりがちなミス。
これを読んでくれた方が同じ失敗をしないように、あえて記事として残すことにしました。

