スパークプラグは、エンジン内部で混合気に火花を飛ばして燃焼を起こす重要部品です。
摩耗や劣化が進むとエンジン不調・燃費悪化・始動性の低下につながるため、定期的な交換が必要です。
この記事では「交換の目安」「劣化症状」「選び方のポイント」をまとめます。
スパークプラグ交換の目安
プラグは種類によって寿命が大きく異なります。
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一般プラグ(ニッケル製):10,000〜20,000km程度
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白金プラグ(プラチナ製):40,000〜50,000km程度
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イリジウムプラグ:80,000〜100,000km程度
ただし「短距離走行が多い」「チョイ乗りばかり」「オイル消費が多いエンジン」では早めの交換が必要になります。
劣化したプラグの症状
以下のような症状が出たら交換サインです。
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エンジンのかかりが悪い
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アイドリングが不安定
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加速が鈍い
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燃費が悪化した
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排気ガスがススっぽい
スパークプラグの選び方
① 車種に合った型番を選ぶ
メーカー指定のプラグ型番を確認。合わないものを使うと火花が正しく飛ばず、エンジン不調の原因になります。
② 耐久性で選ぶ
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コスト重視 → ニッケル製
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バランス型 → プラチナ製
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長寿命・高性能 → イリジウム製
DIY初心者なら「長寿命タイプ」を選んで交換サイクルを伸ばすのがおすすめです。
③ ブランドで選ぶ
NGKやデンソーといった信頼できるメーカー製が安心です。
交換作業の基本手順(DIY向け)
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エンジンが冷えていることを確認
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イグニッションコイルを外す
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プラグソケットレンチでプラグを取り外す
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新しいプラグを規定トルクで取り付け
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コイルを戻して完了
※トルクレンチを使い、締めすぎや緩み防止を徹底しましょう。
注意点
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車種によってはプラグ交換にエンジン分解が必要なケースもあるため、難易度が高い場合は無理せずプロに依頼する。
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安価な互換プラグは性能や寿命が不安定な場合があるので注意。
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DIYで交換するならサービスマニュアルのトルク値を必ず確認する。
まとめ
スパークプラグは見えない部分ですが、エンジン性能や燃費に直結する重要部品です。
車種に合ったプラグを選び、適切なタイミングで交換すれば、快適な走行と燃費改善につながります。
「エンジンの調子が悪い?」と思ったら、まずプラグ点検を検討してみましょう。
