真夏のドライブ中、「エアコンが効かない…」と感じたことはありませんか?
送風は出ているのに冷たい風がこないと、車内はあっという間に蒸し風呂状態。
実は、エアコンが冷えない原因には複数のパターンがあり、DIYで確認できるケースも多いんです。
この記事では、代表的な原因と自分でできる点検・対策方法をわかりやすく紹介します。
🔧 エアコンが冷えない主な原因5つ
① エアコンガス(冷媒)の不足
最も多いトラブルが、冷媒ガスの不足です。
配管のジョイント部分やOリングなどから少しずつ漏れ出すため、長年乗っている車ほど起こりやすい症状。
チェックポイント
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コンプレッサーが頻繁にON・OFFを繰り返す
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冷風がぬるく、時間が経っても温度が下がらない
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サイトグラスに気泡が見える(ある車種のみ)
🧰 対策
ガス補充用のDIYキットで一時的な対応は可能ですが、
ガス漏れの原因修理をしないと再発します。
根本的に直すなら、整備工場で真空引きと再充填を依頼しましょう。
② コンプレッサーの故障
エアコンの心臓部であるコンプレッサーが動かないと、
どれだけガスがあっても冷風は出ません。
よくある症状
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エアコンONでも回転数が変わらない
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異音がする、または作動音がまったくしない
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焦げたような臭い
🧰 対策
リレー・ヒューズ切れの可能性もあるため、まずヒューズボックスをチェック。
それでも動かない場合はコンプレッサー本体の故障が濃厚です。
DIYでは難易度が高いので、修理工場で診断を受けましょう。
③ コンデンサー・ラジエーターの汚れ
フロントグリルの奥にあるコンデンサーに、
虫やホコリが詰まって熱交換効率が落ちることもあります。
🧰 対策
水圧洗浄機(中圧以下)やエアブローでゴミを除去。
エアコンの効きが改善することがあります。
ただし、高圧洗浄を至近距離で当てるとフィンが潰れるので注意。
④ 室内温度センサーやサーミスタの異常
センサーが故障して正しい温度を感知できないと、
コンプレッサーが誤動作し、冷えなくなります。
🧰 対策
内気温センサーやサーミスタの点検・交換が必要。
電子部品なのでDIY難度は中~高。
診断機を使うショップに相談するのが確実です。
⑤ エアコンフィルターの詰まり
意外と見落としがちなのがエアコンフィルターの汚れ。
花粉やホコリで風量が落ち、結果的に冷却効率も低下します。
🧰 対策
グローブボックス裏にあるフィルターを外して確認。
1年または1万kmを目安に交換が推奨です。
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⚙️ DIYでできる簡単な点検ポイント
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エアコンON時にアイドリングが変化するか
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ブロアファンの風量を最大にして風が出るか
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エアコンリレー・ヒューズの確認
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コンプレッサーのクラッチ作動音(カチッ)があるか
これらを順に確認すれば、原因の切り分けがしやすくなります。
☀️ まとめ:冷えないエアコンは早めの点検がカギ
夏場のエアコン不調は、放置すると悪化する一方です。
特にガス漏れやコンプレッサー故障は、長引くと修理費が高額になります。
DIYで簡単に点検できる部分は自分で確認し、
異常が見つかったら早めに専門業者へ依頼しましょう。
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