夜間のドライブで印象を大きく変えるのがヘッドライト。
LEDやHID化、イカリングなどのカスタムは見た目も明るさもアップする反面、法規や取り付けの知識を誤ると車検に通らない・対向車に迷惑をかけることもあります。
ここでは、DIYでヘッドライトをカスタムする際に押さえておくべきポイントと注意点をまとめました。
🔧1. カスタムの目的を明確にする
まず、「なぜヘッドライトをカスタムするのか」を決めておきましょう。
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明るさを改善したい → 純正より高効率なLEDやHIDに交換
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デザイン性を重視したい → イカリング・デイライト・ブラックインナー加工など
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省電力化したい → LED化
目的を決めておかないと、見た目だけ派手になって実用性が下がることもあります。
💡2. 保安基準を確認する
ヘッドライトの色や明るさには法律で定められた保安基準があります。
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色:白または淡黄色以外はNG(青系・紫系は車検に通らない)
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光軸:対向車をまぶしくさせないように正確に調整が必要
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明るさ:照度が不足すると車検不合格になる場合も
純正ユニットを加工する場合は、光軸調整機構を損なわないよう注意しましょう。
🪛3. 取り付け時の注意点
DIYで交換する際は、以下の点を必ず確認。
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防水処理:ヘッドライト内部に湿気が入ると曇りや結露の原因に
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電源ラインの安全性:電圧や電流が足りないと点灯不良、逆に過電流で故障することも
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アースの取り方:ボディの塗装面を避け、確実な金属接触部分を選ぶ
作業前にはヒューズ容量や配線図を確認し、無理な分岐配線は避けましょう。
⚙️4. 加工系カスタムはリスクを理解して
ヘッドライトを分解して塗装・加工する“インナー塗装”や“プロジェクター移植”は見た目の完成度が高いですが、失敗するとレンズ割れや光軸ズレ、結露などが起こりやすいです。
もし初めて挑戦するなら、中古ライトで練習してから本番に臨むのがおすすめです。
🔌5. おすすめの関連工具・アイテム
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熱分解用ヒートガン
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電源テスター(配線確認用)
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絶縁テープ・防水コーキング
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カプラーオンタイプのLEDバルブ
👉 関連記事:テスターの使い方と電源の見分け方はこちら
👉 関連記事:アースの正しい取り方と注意点はこちら
🚙まとめ
ヘッドライトカスタムは見た目・安全性・法的基準のバランスが大切です。
DIYでも十分に楽しめますが、少しの手間を惜しむとトラブルのもと。
安全第一で確実に取り付け、夜間でも安心できる光を手に入れましょう。
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