ある日のこと。駐車場に車を停めて、軽自動車のエアコンをガンガンかけながら、オーディオもウーファー全開で音楽を楽しんでいました。
すると、シガーソケットに挿していた電圧表示付きの電圧計が12.0V前後で点滅し始めたのです。
「え?エンジンかけてるのに電圧下がるの?」と驚きつつ、これは軽自動車ならではの落とし穴だと痛感しました。
なぜエンジンをかけていても電圧が下がるのか?
通常、エンジン始動中はオルタネーター(発電機)が作動しており、13.5〜14.5V前後を保つのが正常です。
しかしこのときは12.0V付近まで落ち込みました。
原因はズバリ、消費電力>発電能力になっていたから。
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軽自動車のオルタネーターは小型で、大排気量車より発電量が少ない
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エアコンのコンプレッサー、室内ファン、さらにウーファーで大きな電力を消費
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アイドリング中はオルタネーターの回転数も低く、十分に発電できない
その結果、電力が不足してバッテリーから電気を補う形になり、電圧低下が起きたわけです。
電圧低下がもたらすリスク
一時的な電圧低下なら問題ありませんが、長時間続けると以下のトラブルに繋がります。
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バッテリー上がり(駐車後に再始動できなくなる)
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電子制御の誤作動(ナビやオーディオのリセット)
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バッテリー寿命の短縮
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最悪の場合、アイドリング中のエンスト
実際、私の電圧計は点滅警告をしていて、かなりギリギリの状態だったと思います。
対策方法
同じ失敗を繰り返さないために、次のような対策がおすすめです。
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アイドリング中は電装品の使いすぎに注意
特に夏場のエアコンとオーディオ同時使用は負担大。 -
電圧計を常備する
リアルタイムで電圧がわかると安心。12Vを切ると要注意です。 -
消費電力を減らす
ウーファーや追加照明は使用時間を控える。 -
補助バッテリーや大容量オルタネーターに換装
本格的に電装品を楽しみたい人はこれも手。
まとめ
軽自動車で駐車中にエアコンとオーディオをガンガン使った結果、エンジンをかけていても電圧が12.0Vに低下するという体験をしました。
普段は気づかないけれど、軽自動車は発電能力に余裕が少ないため、電装品を増やしたり長時間使うと危険です。
「電気は無限じゃない」
そう痛感した体験でした。
車内で快適に過ごすためにも、ぜひ電圧チェックと使用状況の見直しをしてみてください。
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