雪道でタイヤチェーンが突然切れる原因は「取り付けミス」「緩み」「速度超過」が大半。この記事では、切れる理由と初心者でもできる予防策、走行前のチェックポイントをわかりやすく解説します。
❄ 1. 雪道でチェーンが切れる主な原因
● ① 取り付け方向の間違い
チェーンは「進行方向用の向き」があります。
裏表が逆・左右を間違えるとテンションが均一にならず、走行中に金具へ負荷が集中して切れやすくなります。
● ② 初期張りの緩み
装着直後に必ず「10〜20mの慣らし走行」をして再調整が必要。
これをやらないと遠心力でチェーンが暴れ、サイドチェーンが千切れる原因になります。
● ③ スピードの出しすぎ
チェーン装着時の推奨速度は 時速30km/h以下。
50km/hを超えるとリンクが一気に伸び、金具やロック部分が破損します。
● ④ アスファルト走行が長すぎる
雪が薄い場所で長時間チェーンを付けたまま走ると急速に摩耗します。
これは初心者の一番多い失敗です。
❄ 2. チェーンが切れる前兆のチェックポイント
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カタカタ、ガコンという異音
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ハンドルが左右どちらかに取られる
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車体が振動する
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チェーンの一部がタイヤから浮いて見える
ひとつでも当てはまったらすぐ停止して確認しましょう。
❄ 3. チェーンを切らないための「予防策」
● ① 装着後は必ず“二段階締め”
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取り付け直後に軽く締める
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数十メートル走って再締めする
この2ステップで外れや破損の9割を防げます。
● ② 走行は30km/h以下
どのメーカーも推奨速度は概ね30km/h以下。
急加速・急ブレーキも厳禁です。
● ③ 雪がない路面では外す
舗装路を走るほど摩耗が進み、金属チェーンは切れやすくなります。
● ④ 定期的に摩耗チェック
金属チェーンは「リンクが伸びる」、樹脂チェーンは「亀裂」が出てきたら寿命サイン。
毎シーズンの点検が重要です。
❄ 4. もしチェーンが切れたら?
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すぐ安全な場所に停車
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車体側に巻き込まれていないか確認
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ちぎれた部分を外す
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無理に走らず救援を呼ぶ or スペアチェーンに交換
無理に走行するとフェンダー内の配線やサス部品を損傷するため注意。
❄ まとめ
雪道でチェーンが切れる原因の多くは「取り付けミス」か「速度超過」。
初心者でも、向きの確認・二段階締め・速度管理 さえ守れば破損のリスクは大幅に減ります。
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