知らないうちに“ゴムを劣化させて寿命を半分にしてしまう”ケースも多い!
スタッドレスタイヤは保管方法を間違えると、
グリップ力低下 → 雪道で滑りやすくなる → 交換時期が早まる
という最悪の結果に直結します。
この記事では、スタッドレスタイヤの寿命を縮めてしまうNG保管方法と、正しい保管ポイントを分かりやすく解説します。
🚫 NG① 直射日光の当たる場所に置く
✔ なぜダメ?
紫外線はゴムの大敵で、
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ゴム硬化
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ひび割れ
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柔軟性の低下
を急激に進めます。
✔ よくあるダメな例
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ベランダにそのまま放置
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屋外にむき出しで保管
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駐車場の隅に積み重ねっぱなし
1シーズンでゴム硬度が大きく変わることも。
🚫 NG② 濡れたまま保管する
✔ なぜダメ?
濡れた状態で保管すると
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カビ
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ワイヤーのサビ
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金属部分の腐食
を引き起こす原因に。
✔ よくあるケース
雪道から帰ってきて、そのまま倉庫へポン。
→ 実は一番ダメなパターン。
🚫 NG③ タイヤに油や薬品がついたまま
✔ なぜダメ?
スタッドレスのゴムは柔らかい特殊素材。
油や洗剤、ケミカル類が付着すると劣化が一気に進む。
✔ ダメな例
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オイルまみれの床に置く
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クリーナーのついたウエスをタイヤに乗せる
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ブレーキクリーナーがかかったまま放置
🚫 NG④ 空気圧ゼロのぺちゃんこ状態で放置
✔ なぜダメ?
空気が抜けたままだと
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偏った変形
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ビードのダメージ
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ゴムのひび割れ
につながる。
古いタイヤほど変形が戻りにくくなるので危険。
🚫 NG⑤ タイヤを横積みで重ねすぎる
✔ なぜダメ?
重みによる変形の原因に。
「4本なら大丈夫」
と思われがちだが、ホイール付きだと特に変形しやすい。
→ 長期の横積み放置は避けるべき。
🚫 NG⑥ ビニール袋で密閉する(湿気がこもる)
✔ なぜ?
内部に湿気が溜まり、
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カビ
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金属部の腐食
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ゴムの劣化
に直結。
ホームセンターの袋がそのままの人…実は危険。
🚫 NG⑦ 高温になる場所に置く
✔ ダメな保管場所
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車のトランク
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ガレージの屋根裏
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エンジン横のスペース
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直射日光の当たる倉庫
夏場は60℃以上になる場所もあり、一瞬で硬化が進みます。
✔ 正しい保管方法まとめ(重要)
✅ ① 洗って完全に乾かす
泥・塩カルを落としてから乾燥。
✅ ② 直射日光を避けた涼しい場所へ
倉庫・家の中・ガレージの隅など。
✅ ③ 空気圧は少し高めに入れておく
1.8〜2.0kgf/cm²程度が目安。
✅ ④ タイヤバッグ(通気性のあるもの)に入れる
ビニール密閉はNG。
✅ ⑤ できれば縦置きで転がして保管
月に1回ほど位置を変えると理想。
🚗 へっぽこ整備士からのアドバイス
スタッドレスタイヤは「溝」よりも「ゴムの柔らかさ」が命。
保管を間違うと、まだ溝があるのに滑るタイヤ になってしまう。
保管環境を整えるだけで寿命は 1〜2年延びる ので、ぜひ今日から実践してください!

