🔧 はじめに
電装DIYをやっていると、どうしても気になるのが**「水」**のトラブル。
せっかく取り付けたLEDやドライブレコーダーが、雨や洗車の水でショートしてしまう…なんてこともあります。
今回は、そんな失敗を防ぐために、実際にDIYで使える防水グッズをまとめました。
「屋外配線」「エンジンルーム配線」「バイク電装」にも応用できる内容です!
💧 防水対策の基本
電装品の防水は、「部品自体の防水」と「配線・接続部の防水」に分かれます。
特にDIYでは**後者(配線・接続部)**が原因でトラブルになることが多いです。
防水対策のポイント3つ
-
端子や接続部は絶対に水を通さないようにする
-
熱で収縮するチューブで密閉する
-
水が溜まらないように配線ルートを工夫する
🧰 ① 防水カプラー(2極・3極タイプ)
電装品の接続部をしっかり防水するなら、防水カプラーが基本。
ゴムパッキン付きで、差し込み部からの浸水を防ぎます。
-
🔹おすすめ:エーモン 防水カプラー 2極 / 3極
-
🔹用途:フォグランプ、バックカメラ、外部LEDなど
-
🔹ポイント:差し込む前に接点グリスを少量塗ると防錆効果UP
💡失敗談:
普通のギボシ端子で接続して防水しなかった結果、梅雨時期に通電不良を起こしたことがあります。
最初から防水カプラーを使っていれば防げました。
🔥 ② 熱収縮チューブ(防水タイプ)
ギボシやハンダ接続部分の防水には、熱収縮チューブが最強。
ライターやヒートガンで加熱するとチューブが縮み、内部の接着剤が密着して完全防水に。
-
🔹おすすめ:自己粘着タイプ(内部に接着層あり)
-
🔹用途:LED配線、電源分岐部
-
🔹ポイント:被覆が破けないように軽めに加熱
💡豆知識:
チューブの内径は「配線より1〜2mm大きいサイズ」を選ぶとピッタリ仕上がります。
⚡ ③ 絶縁テープ(防水仕様)
電工用のビニールテープでは防水性能が足りない場合があります。
おすすめは「ブチルゴムテープ」や「自己融着テープ」。
-
🔹おすすめ:エーモン 自己融着絶縁テープ No.2186
-
🔹特徴:巻きつけるとテープ同士が溶け合って一体化、防水効果が長持ち
-
🔹用途:エンジンルーム内のギボシ保護やバッテリー端子周辺など
💡 ④ 防水スイッチ・防水リレー
スイッチ類も意外と水に弱い部分。
特に外付けで増設する場合は、防水仕様のトグルスイッチやリレーを選びましょう。
-
🔹おすすめ:防水トグルスイッチ(ゴムブーツ付き)
-
🔹用途:LED、フォグ、アクセサリー電源制御など
-
🔹ポイント:防水カプラーとセットで使うと配線全体が安心
🧴 ⑤ 接点グリス・防水スプレー
見落としがちなのが「防錆」。
防水しても、内部に湿気がこもると端子が腐食するため、接点保護剤を使うと長持ちします。
-
🔹おすすめ:
-
KURE 接点グリス
-
AZ 防水スプレー 電装用
-
-
🔹使い方:カプラーやギボシの差し込み部分に薄く塗布
🧰 まとめ:電装DIYで防水を甘く見るな!
防水を軽視すると、せっかくのDIYが無駄になるどころか、ヒューズ飛び・ショートにつながります。
とくに梅雨や冬場の凍結対策としても、防水処理は必須です。
🔹今回紹介したアイテムまとめ
| 種類 | 主な用途 | 備考 |
|---|---|---|
| 防水カプラー | 接続部の防水 | ゴムパッキン付き |
| 熱収縮チューブ | ギボシ・ハンダ接続部 | 加熱で密閉 |
| 自己融着テープ | 外部配線保護 | 長期耐候性あり |
| 防水スイッチ | 外付け制御系 | リレーと組み合わせる |
| 接点グリス | サビ防止・通電安定 | メンテナンス用 |
🚗 最後に
「見た目は同じ配線でも、防水してるかどうか」で寿命が何倍も変わるのが電装DIY。
次の作業では、ぜひこの記事で紹介したグッズを使って、
**“雨でも安心な電装DIY”**を実現してみてください。

