車の電装系DIYをやっていると、「この工具があればもっと楽だったのに…」と思うこと、ありませんか?
配線加工や電圧チェック、カプラーの抜き差しなど、電装作業は地味ですが道具ひとつで効率が大きく変わります。
今回は、僕が実際に使って「これは便利!」と感じた電装工具を中心に紹介します。
これから電装DIYを始めたい方も、ぜひ参考にしてください。
■1. テスター(マルチメーター)
電装DIYの必須アイテム。
電圧・抵抗・導通を測れるので、配線トラブルの原因を特定するのに欠かせません。
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✅ 電源が来ているかチェックできる
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✅ ヒューズ切れや断線を確認できる
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✅ バッテリー電圧も測定可能
安価なデジタルテスターでも十分使えますが、導通音が鳴るタイプが断線チェックに便利です。
👉 詳しくは「テスターの使い方と電源の見分け方はこちら」
■2. ギボシ端子圧着ペンチ
ギボシ端子を確実にカシメるための専用工具。
普通のペンチでもできますが、専用工具を使うと端子が抜けにくくなり、仕上がりもきれいです。
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✅ オープンバレル対応タイプが万能
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✅ カプラー用端子にも流用できる
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✅ グリップ付きは長時間作業でも疲れにくい
安い圧着ペンチでも、ギボシ専用形状のくぼみがあるものを選ぶのがコツです。
■3. ワイヤーストリッパー(皮むき工具)
配線の被覆を剥くとき、カッターを使うと芯線を傷つける危険があります。
ワイヤーストリッパーなら、規定サイズでパチンと一発。
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✅ 芯線を痛めずキレイに剥ける
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✅ スピード作業に最適
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✅ 太さ別にサイズ調整が可能
頻繁に使うなら自動ストリッパー式が圧倒的に楽です。
■4. ヒューズ電源取り出しキット
「ACC電源を取りたいけど、どこから取ればいいかわからない…」
そんなときに便利なのがヒューズ電源取り出し。
ヒューズボックスに差し込むだけで簡単に電源が取れるので、初心者にもおすすめです。
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✅ エーモン製が信頼性高め
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✅ ミニ平型・平型・低背型の3種類を確認
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✅ アース線とセットで取り回すと見栄え◎
■5. カプラー外し(内張りはがし)
電装作業ではカプラーを外す機会が多いですが、無理に引っ張ると破損の原因に。
カプラーリリースツールや内張りはがしを使うと安全に取り外せます。
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✅ 配線カプラーを破損から守る
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✅ 狭い箇所の作業に便利
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✅ 樹脂製なら内装を傷つけない
1本持っておくだけで、配線やオーディオ作業のストレスが激減します。
■6. 熱収縮チューブ & ヒートガン
配線の絶縁や保護には欠かせません。
圧着後に熱収縮チューブを被せてヒートガンで収縮させると、見た目もプロ並み。
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✅ 絶縁テープより仕上がりがきれい
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✅ 水の侵入防止にも効果的
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✅ ドライヤーでも代用可(低出力で)
■7. 電工ペンチ(万能タイプ)
圧着・切断・ストリップの3役ができる万能工具。
「とりあえず1本だけ買うならこれ」というレベルの便利さです。
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✅ これ1本で基本作業はOK
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✅ 緊急時の出先DIYにも便利
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✅ グリップ付きで握りやすい
ただし、精密な端子加工をする場合は専用工具の方が確実です。
■まとめ:電装DIYは“道具選び”で仕上がりが変わる
電装DIYは、使う工具次第で「仕上がりの美しさ」と「トラブルの少なさ」が大きく変わります。
最初は最低限のセットから始めて、必要に応じて買い足すのが◎。
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