■チューニングカーには「トリプルメーター」と呼ばれるメーターが付ている場合が多い!
■最大の特徴は「水温」「油温」「油圧」を搭載していることです。
■特に「油圧」はエンジンブローに直結する重要な数値を表示します。
なぜ追加のメーターが必要なのでしょうか?
車をチューニングする人や、あまりチューニングをしない人でもサーキット走行をする人であれば、ぜひ追加メーターを取り付けるべきです。
最近では純正ディスプレイにさまざまな情報を表示できるクルマも増えてきましたが、それでもメーターを別途取り付けたい理由はあります。
1)「水温」「油温」「油圧」の表示が必要です チューニングカーには欠かせないこの3つのメーター。 水温とはエンジン冷却水の温度のことです。
エンジンは冷却水によって冷却されるため(空冷エンジンを除く)、この温度は重要です。 水温が高くなりすぎるとエンジンがオーバーヒートしてしまいます。
そうなるとエンジン全体が歪み、使用不能になってしまいます。 水温は約80〜110℃の範囲内にあることを確認することが重要です。
油温とはエンジンオイルの温度のことです。 油温が適切でないとオイル本来の性能が発揮されません。 逆に温度が低すぎると潤滑成分や洗浄成分が正常に働かなくなる可能性があります。
温度は約 90 ~ 120 ℃の範囲内であることが重要です。
また、サーキット走行などで油温が120℃を超えても、すぐにエンジンが壊れるわけではありませんが、オイルは劣化しますので、油温が120℃を超えた場合は早めに交換してください。
Defi(デフィ) デフィリンクメーター アドバンスBF 水温計 汎用 ホワイト Φ60 20℃~120℃ 品番:DF10501
このような目安は温度管理によって分かりやすくなります。 粘度を選ぶ際には油温が分からないと適切な粘度を選ぶことができませんので、そういった意味でも油温には気をつけたいですね。 油圧とは、エンジンオイルを送り出す圧力のことです。
オイルはポンプによってエンジンの各部に供給されます。 ただし、オイル漏れがあった場合や、サーキット走行時の横Gによりオイルが偏った場合には、オイルポンプがオイルを吸入できなくなる場合があります。
そうなると油圧が低下し、エンジンに重大なダメージを与えてしまいます。 したがって、油圧が低下していないかどうかを確認するには、常にこのようなメーターを使用する必要があります。 緊急事態から愛車を守る必需品
2) 任意の場所の温度を知りたい 純正メーターには水温や油温も表示される場合があります。 ただし、純正センサーの位置以外の値を理解しておくことも重要です。
水温はエンジンの出口やラジエターの戻りなど、センサーの設置場所によって変化します。 オイルパン内のオイルの温度なのか、循環しているオイルのどの時点の温度なのか、場所によっても油温は変わります。
追加メーターに付属する後付けセンサーを使用する利点は、好きな位置に設置して監視できることです。
3) 警告を出したい 水温や油温の異常な上昇を音や光でお知らせする警告機能は、サーキット走行には欠かせない機能です。 毎回温度を確認する必要がなくても、ピー音が鳴らなければ適正範囲内にあるので運転に集中できます。
また、注意したいのは、油圧低下時の警告を設定することです。 基本的に油圧はあまり上がらず、上がりすぎても大した問題ではありませんが、下がってしまうと大変です。
油圧が低下すると、最悪の場合、直ちにエンジンブローを起こす可能性があります。 そこで、油圧低下に備えて油圧警告を設定したいと思います。 このような機能のあるメーターを取り付けたいと思っています。
で、細かい機能を考えると、結局純正メーターだけでは役者が足りない車が多いんです。
まとめ
追加メーターで注意したいのは、安価な中国製品についてです。
最近は製品数も増えてきましたが、精度に不安があり、温度や圧力を監視する意味は正直あまりありません。
個人的には、アドオンメーターには信頼できるブランドのみを使用することです。