サーモスタット故障の症状とは?オーバーヒートとの関係を解説
「水温計の針がいつもより高い…」
「オーバーヒートしそうだけど、原因が分からない…」
そんな時に疑いたい部品の一つがサーモスタットです。
サーモスタットは冷却水の流れを調整し、エンジンを適正な温度に保つ重要な部品です。
故障するとオーバーヒートだけでなく、燃費の悪化や暖房が効かないなど、さまざまな症状が現れることがあります。
今回は、サーモスタット故障の症状や確認ポイントを解説します。
サーモスタットとは?
サーモスタットは、冷却水の流れを制御する部品です。
エンジンが冷えている時は冷却水の流れを止め、暖まると弁が開いてラジエーターへ冷却水を循環させます。
この働きによって、エンジンは適正な温度を維持できます。
サーモスタット故障で起こる症状
① オーバーヒートする
サーモスタットが閉じたまま故障すると、冷却水がラジエーターへ流れません。
その結果、
- 水温計がH付近まで上がる
- エンジン警告灯が点灯する
- オーバーヒートする
といった症状が現れます。
② 暖房(ヒーター)が効かない
サーモスタットが開いたまま故障すると、エンジンが暖まりにくくなります。
冬場にヒーターの効きが悪い場合は、サーモスタットが原因の可能性があります。
③ 燃費が悪くなる
エンジンが適正温度まで上がらないと、燃料を多く使う状態が続くため燃費が悪化します。
以前より燃費が落ちたと感じたら、一度点検してみると安心です。
④ 水温計の動きがおかしい
- なかなか水温が上がらない
- 急にHまで上がる
- 水温が安定しない
このような症状も故障のサインです。
オーバーヒートとの関係
サーモスタットが閉じたまま故障すると、冷却水が循環できずエンジンの熱を逃がせません。
そのまま走行を続けると、
- オーバーヒート
- エンジン損傷
- ヘッドガスケットの破損
など、高額修理につながる恐れがあります。
自分で確認できるポイント
次の項目を確認してみましょう。
- 冷却水は適量入っているか
- 水温計の動きに異常はないか
- ヒーターは正常に暖まるか
- 電動ファンは作動しているか
- 冷却水漏れはないか
これらに異常がある場合は、サーモスタットだけでなく冷却系全体の点検がおすすめです。
交換時期の目安
サーモスタットには決まった交換時期はありませんが、
- 10年以上使用
- 10万km以上走行
した車では、冷却系の整備と一緒に交換されることもあります。
ウォーターポンプ交換時に同時交換すると工賃を抑えられる場合があります。
まとめ
サーモスタットが故障すると、
- オーバーヒートする
- ヒーターが効かない
- 燃費が悪くなる
- 水温計の動きがおかしい
といった症状が現れます。
放置するとエンジン本体の故障につながる可能性もあるため、異常を感じたら早めに点検しましょう。
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