車検でよく引っかかるポイントのひとつが ヘッドライトの光量不足 です。
「ライトが暗い気がするけど、車検大丈夫かな?」と不安になる方も多いでしょう。
この記事では、ヘッドライトが暗くなる原因と、その対処法を解説します。
ヘッドライトが暗いと車検に落ちる理由
車検ではヘッドライトの明るさ(光度)と光軸(照射方向)が検査されます。
基準に満たない場合は 整備不良 として不合格に。
夜間走行の安全性にも直結するため、しっかりチェックが必要です。
ヘッドライトが暗い主な原因と対処法
1. バルブの劣化
ハロゲン・HID・LEDいずれも、使用時間が長くなると明るさが低下します。
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症状:片方だけ暗い/光が黄色っぽい
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対処法:左右セットで新品交換するのが基本
2. レンズの黄ばみ・曇り
紫外線や経年劣化で、レンズが黄ばんだり白く曇ったりします。
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症状:レンズが黄色や白濁して内部が見えにくい
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対処法:ヘッドライトクリーナーや研磨で表面を磨く。重度ならレンズ交換も視野に。
3. 光軸のズレ
明るさがあっても光軸がズレていると「暗い」と感じやすく、車検でも不合格に。
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症状:夜間走行で路肩や上方向ばかり照らす
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対処法:整備工場やテスター屋で光軸調整(DIYは難しい)
4. バッテリー電圧の低下
電圧が不足するとライトが暗くなります。特にアイドリング時に顕著。
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症状:エンジン回転数によって明るさが変わる
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対処法:バッテリー点検・交換。充電不足なら走行や充電器で回復も可能。
5. 配線やカプラーの接触不良
古い車に多い原因。電気の流れが悪く、光量が落ちることがあります。
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症状:振動で明るさが変わる/点いたり消えたりする
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対処法:配線やカプラーを清掃・補修。DIYなら接点復活剤が有効。
車検前にできるチェックリスト
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レンズの黄ばみはないか?
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バルブの寿命は大丈夫か?(2年以上使っているなら交換検討)
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バッテリーは弱っていないか?
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光軸は正しいか?
予防とおすすめ対策
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定期的にレンズをコーティング → 黄ばみ防止
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バルブは早めに交換 → 寿命切れによる暗さを回避
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LEDや高効率バルブに交換 → 車検対応品を選ぶことが大切
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光軸はプロに調整してもらう → 車検直前でもOK
まとめ
ヘッドライトが暗い原因は「バルブ劣化」「レンズの黄ばみ」「バッテリー電圧」「光軸ズレ」などさまざまです。
放置すれば 車検不合格 → 再検査 → 費用や手間の増加 に直結します。
👉 車検前だけでなく、普段からライトの状態を点検し、早めに対策しておきましょう。
