車のエアコンをONにしても冷たい風が出なかったり、コンプレッサーが作動しなかったりする場合は、マグネットクラッチの故障が原因かもしれません。
マグネットクラッチはエアコンコンプレッサーを作動させる重要な部品で、故障するとエアコンガスやコンプレッサー本体に異常がなくても冷房が効かなくなることがあります。
この記事では、車のエアコン マグネットクラッチ故障の症状や原因、確認方法について詳しく解説します。

マグネットクラッチとは?
マグネットクラッチは、エアコンコンプレッサーのプーリーとコンプレッサー本体を電磁石の力で接続・切り離しする部品です。
エアコンをONにするとマグネットクラッチが作動し、コンプレッサーが回転してエアコンガスを圧縮します。
正常に作動しなければ、コンプレッサーは回転せず冷房も効きません。
マグネットクラッチ故障の主な症状
エアコンが冷えない
最も多い症状が、送風は出るものの冷たい風が出ないことです。
コンプレッサーが作動しないため、エアコンガスを圧縮できず冷房性能が失われます。
「カチッ」という作動音がしない
通常はエアコンをONにすると、マグネットクラッチが接続される「カチッ」という音が聞こえます。
この音が全くしない場合は、マグネットクラッチの故障や電気系統の不具合が考えられます。
コンプレッサーが回転しない
エンジンルームで確認すると、プーリーだけが回転し、コンプレッサー本体が回っていないことがあります。
このような場合はマグネットクラッチが接続できていない可能性があります。
冷えたり冷えなかったりする
マグネットクラッチの劣化が進むと、正常に作動したりしなかったりを繰り返すことがあります。
その結果、エアコンの効きが不安定になることがあります。
焦げたような臭いがする
内部コイルの異常やクラッチの滑りが発生すると、焦げたような臭いがすることがあります。
異臭を感じた場合は早めの点検がおすすめです。
マグネットクラッチが故障する原因
主な原因は次のとおりです。
- 経年劣化
- コイルの断線
- クラッチ板の摩耗
- ベアリングの故障
- 配線やカプラーの接触不良
- ヒューズ・リレーの不具合
マグネットクラッチ自体ではなく、電気系統が原因で作動しない場合もあります。
マグネットクラッチの確認方法
DIYで確認できるポイントを紹介します。
- エアコンONで「カチッ」という音がするか確認する
- コンプレッサー本体が回転しているか確認する
- ヒューズ切れを点検する
- リレーの異常がないか確認する
- エアコンガス不足ではないか確認する
ガス不足でも保護機能によってコンプレッサーが作動しないため、マグネットクラッチだけが原因とは限りません。

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修理費用の目安
修理費用は故障箇所によって異なります。
- マグネットクラッチ交換:約20,000~50,000円
- コンプレッサーAssy交換:約50,000~150,000円
- ヒューズ・リレー交換:約数百円~数千円
コンプレッサー本体に異常がなければ、マグネットクラッチのみの交換で済む場合もあります。
マグネットクラッチ故障を放置するリスク
故障を放置するとエアコンが効かないだけでなく、クラッチやベアリングの損傷が進行し、最終的にはコンプレッサー本体の交換が必要になることもあります。
修理費用を抑えるためにも、異常を感じたら早めに点検することが大切です。
まとめ
マグネットクラッチが故障すると、エアコンが冷えない・「カチッ」という作動音がしない・コンプレッサーが回転しない・冷えたり冷えなかったりするなどの症状が現れます。
ただし、同じような症状でもエアコンガス不足やヒューズ切れ、リレーの故障などが原因の場合もあります。
まずは原因を正しく確認し、必要に応じて修理を行うことで、大きな故障や高額修理を防ぐことにつながります。
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