軽自動車はグレード別に「NA（自然吸気）エンジン」と「ターボエンジン」が用意されていることが多く、どちらを選ぶか迷ってしまいますよね。
それぞれメリット・デメリットがあるようですが、どのような違いがあり、どちらを買えばいいのでしょうか？
「NA」と「ターボ」の違いは何ですか？
「軽自動車」は日本独自の小型自動車規格です。
ボディサイズは全長・全幅・高さの上限が定められており、排気量は660cc以下、乗車定員は4人までとなっている。
また、法的拘束力はありませんが、エンジンの最高出力には64馬力という業界自主規制値があり、軽自動車メーカーは日々様々な条件のもとで開発を行っています。
軽自動車を買うなら「ターボ」と「NA」どっちがいいの？
軽自動車はNA（自然吸気）エンジンとターボエンジンの2グレードが存在することが多く、車両価格にも違いがあるため、どちらを選ぶか迷ってしまいます。
ターボとNAはそれぞれ特徴が異なるので、軽自動車における両者のメリット・デメリットを見て、どちらが自分の用途に合っているのかを考えてみましょう。
まずターボエンジンとは、エンジン内に圧縮空気を送り込む「スーパーチャージャー」と呼ばれる装置が装備されたエンジンのことです。
車のエンジンは吸入する空気の量が多いほど大きな出力を発生するため、より大きな出力を得るためには基本的に排気量を大きくする必要がありますが、前述したように軽自動車には排気量の制限があります。
そのため、スーパーチャージャーを使用することで、排気量を増やさずにパワーを増大させることが可能です。 では、すべての軽自動車はターボチャージャーを搭載すべきでしょうか？
残念ながら、そうではなく、ターボにも弱点があります。
エンジンに送る空気量を増やすと多くの燃料が必要となるため、NAに比べて燃費が悪くなる傾向があります。
また、スーパーチャージャーを使ったターボでは、アクセルを踏んでから少し遅れてパワーが立ち上がる「ターボラグ」と呼ばれる時間差が生じます。
特に古いターボ車は最高出力を重視した「高過給圧」を採用することが多く、過給機作動前後のターボラグが大きくなっていましたが、近年では過給機作動前後のターボラグが小さくなりました。
大きいトルク不足を補うために「低過給圧」ターボが主流になってきました。 最新のターボはターボラグの少ないNAに近い操作感を実現していますが、ユーザーによってはやはりNAのより自然な走行感を好む人もいるでしょう。
このように特性の異なるNAとターボ。 では、軽自動車を買うときはどう選べばいいのでしょうか？
「NA」と「ターボ」は・・・
『軽自動車を購入する際にNAかターボで迷ったら、自分の車の使い方を想像してみてください。
NAは車としての構造がシンプルで、ターボ車に比べて車の価格が安い場合が多く、維持費や燃費を抑えやすいのが魅力です。
ターボ車はオイル管理が重要！
燃費が良いということは排気ガスの量が少なく環境に優しいということであり、車種によってはハイブリッドカーと同等の燃費を実現するモデルもあります。
NAは、基本的に1～2人乗りで、日常生活のほとんどを平地で過ごし、高速道路をあまり使わない方におすすめです。
ターボの加速力は主に運転にストレスがかかる場面で威力を発揮します。 そのため、負荷をかけにくい状況で車を使う人にはターボは必要なく、むしろ無駄なお金がかかることになるかもしれません。
逆に、坂道が多い地域に自宅がある人や、4人で運転することが多い人にはターボを積極的にお勧めします。
また、ターボは高速道路を頻繁に利用する人にも適しています。 やはりターボのパワーは合流や追い越しなど加速が必要な場面で安心感を与えてくれますし、長い坂道でもスピードを落とさずに走れるのがターボの大きな魅力です。
また、近年の軽自動車の主流となっているスーパーハイトワゴンタイプのモデルは、全高に比例して車重が重くなり、走行性能に負担がかかりやすく、パワー不足を感じる場合があります。
ターボじゃなければ。 それは否定できません。 私自身、NAの軽自動車に一人で乗っていても、上り坂が長い高速道路ではアクセルを踏んでも思うように加速できずイライラすることがありました。
また、高負荷な環境ではNAでもエンジンを大きく回す必要があり燃費が悪くなり、ターボとの違いも出てきます。
また、ターボ車はNA車に比べて高価ではありますが、将来売却する際に高値で下取りされる可能性が高いため、最終的にはNAを購入してもターボを購入しても売却することになります。
一方、ターボは軽自動車なのでパワー不足を感じることはありませんが、NAに比べてエンジンオイルの交換頻度が多く、部品点数も多いため、頻繁なメンテナンスが必要になります。
まとめ
NAかターボかを決める際には、自分自身のライフプランや車の使用状況を見極めることが大切です。 」
NA車とターボ車では特にオイル交換の頻度が異なり、NA車は10,000kmごと、ターボ車はできれば3,000～4,000kmごとの早めのオイル交換をした方が良いでしょう。
