ウインカーをLEDに交換したい理由はいろいろありますが、その中でも一番多いのは「かっこいいから」と「オレンジ球はダサいから」だと思います。
最近の新車ではLEDウインカーを標準装備する車が増えています。 しかもLEDバルブは1つだけではなく、サイドマーカーライトと一体になっている場合や、複数のバルブが取り付けられたウインカーの場合もあります。
後から交換する場合、サイドマーカーランプとの連動や複数球のウインカー化は難しくなりますが、
標準電球をLEDに交換するのは簡単です。
トレンドに乗ってウインカーもLEDに交換したい! そう思う人も多いと思います。
別のケースは、オレンジ色の電球が気になる場合です。
電球のウインカーはオレンジ色の電球です。 したがって、クリアなヘッドライトを通してオレンジ色の電球が見えます。
細かいことですが、車のデザインにこだわる人にとっては、電球のオレンジ色がとても気になります。
細かいことですが、バルブを交換すると意外と見た目が変わります!
しかしウインカーをLED化した車は、ハイフラ対策が必須。
シーケンシャルウインカーに限らず、通常のLED加工でもLEDウインカーバルブでも、ウインカーをLED化すればハイフラが起こるので、いずれの場合もハイフラ対策が必要になります。
「ハイフラ」は、ウインカー電球の球切れを知らせるための高速点滅(ハイフラッシャー)のこと。
もともと電球が付いているウインカーをLED化すると、消費電力が極端に小さくなるため、車は「球が切れた」と判断して、ハイフラが起こってしまう。
ウインカーの点灯間隔が早くなった場合は点灯しているので大丈夫です! と思う人もいるかもしれませんが、それはダメです。
車検に通るための安全基準にはウインカーの点灯回数も含まれているからです。
どのような安全基準があるのでしょうか?
方向指示器は、「1 分間に 60 ~ 120 回の一定の頻度でオン」
にする必要があります。 これが安全基準です。
ハイフラが発生しても一定期間は満たされますが、回数に影響されます。
ハイフラ発生時は1分間に120回以上発光します。
したがって、放置すべきではなく、発生を防止する必要があります。
ハイフラを防止するには
方法は2つ。
ハイフラキャンセラー(ハイフラ防止抵抗)と呼ばれる抵抗を付けるか、またはウインカーリレーを交換するか。
しかし最近の車は、リレーを使わなくなっています。
ウインカーのカッチンカッチン音は、もともとはウインカーリレーの動作音。しかし最近の車はウインカーリレー自体は使われておらず、擬似的に(わざわざ)ウインカーリレー音を出しています。
多機能 点滅速度調整+カチカチ音 ハイフラ防止ICウインカーリレー[8ピン] トヨタ・レクサス・スバル・スズキ・ダイハツ 9X-ZZ28-VU7S
そのため車種によってはICリレーを使ったハイフラ対策は使えなくなってます。
つまり今どきは、ハイフラ防止対策は、事実上「ハイフラ防止抵抗を付ける」しかありませんね。
抵抗を使う方法なら古い車でも新しい車でも通用します。
これはようするに、電球が切れていないように見せかけるやり方。
単純に電気を消費させるので、どんな車でもできますね。
ハイフラ防止抵抗の取り付けにおける注意点
ただしハイフラ防止抵抗は、電気を熱に変えているわけですから、発熱しますので取り付け場所を考えなければいけません。
ヘッドライト裏なんかにペタリと貼るとヘッドライトは樹脂でできているので、溶けてしまいますね。
危ないので絶対やめましょう。火事につながる可能性も出てきます。
ハイフラ防止抵抗の熱を逃がしたいので、車両のフレームなど鉄板部分に取り付けします。
どこにも干渉しない鉄板スペースを見つけて固定します。
振動等で外れない様にしっかり固定しましょう。
抵抗の熱は、鉄板側に伝わります。だから重要なことは、抵抗と鉄板に隙間を作らず、圧着させておくことです。
抵抗の接続には3パターンあります。
加工して割り込ませる方法
カプラーでの接続
バルブに割り込ませる
まとめ
ウインカーを LED に変更したい理由はさまざまだと思います。
ウインカーをLEDに交換すること自体は難しい作業ではなく、誰でも簡単にできると思います。
ウインカーをLEDに変更するとハイフラが発生します。
ハイフラが発生すると保安基準不適合となるため、ハイフラを防止する必要があります。
LEDウインカーは最新のトレンドです。点灯の仕方から見た目までパーツによって変わるので気になっている方も多いのではないでしょうか?
ぜひ試してみてください!