朝エンジンをかけようとしたら「カチカチ」と音が鳴るだけで動かない…そんな経験はありませんか?バッテリー上がりは車のトラブルの中でも特に多いものですが、正しく対処すれば自分でも対応できます。
この記事では、バッテリー上がりの主な原因・対処法・ジャンプスタート手順に加え、JAFに依頼した場合の費用相場や、予防策についても解説します。
バッテリー上がりの主な原因とは?
バッテリーが上がる原因には以下のようなものがあります。
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ヘッドライトや室内灯の消し忘れ
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長期間の放置(1〜2週間以上の未使用)
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エンジンのかけすぎ(チョイ乗り)による充電不足
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寒冷地での電圧低下
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バッテリーの寿命(一般的に2〜4年)
特に最近はドライブレコーダーやスマホ充電器など電装品が多い車が多く、バッテリーへの負荷が増加傾向にあります。
【応急対応】ジャンプスタートのやり方
バッテリーが上がった場合、まず試すべきがジャンプスタートです。他車のバッテリーやジャンプスターターを使って一時的にエンジンを始動させる方法です。
必要なもの
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ブースターケーブル
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救援車(12Vバッテリー車)
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ゴム手袋(できれば)
手順
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両方の車をPレンジ(MTはN)+サイドブレーキで停止
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ボンネットを開け、バッテリーの位置を確認
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赤ケーブル(+)を上がった車→救援車の順に接続
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黒ケーブル(−)を救援車→上がった車の金属部分(エンジンブロックなど)に接続
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救援車のエンジンをかけ、数分アイドリング
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上がった車のエンジンを始動
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逆の順番でケーブルを外す(黒→赤)
※火花が飛ぶ場合があるため、バッテリーの液漏れや膨張がある場合は中止し、JAFなどの専門業者に連絡してください。
JAFに依頼した場合の費用相場は?
JAF(日本自動車連盟)に依頼すれば、バッテリー上がりにも迅速に対応してくれます。
状況 | 費用(概算) |
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JAF会員 | 0円(無料) |
非会員 | 約13,000円前後(出張費含む) |
※時間帯・地域・バッテリー交換を依頼した場合などで変動あり
非会員の場合は結構な出費になるため、年会費約4,000円のJAF会員に加入しておくと安心です。
自力でダメなら…ジャンプスターターの活用
近年はポータブルジャンプスターター(モバイルバッテリーのような製品)が人気です。特に1人で出先のトラブルに対応したい方にはおすすめ。
【例】
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12V車用リチウムイオンバッテリー搭載
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5000mAh〜20000mAh程度の容量
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モバイル充電機能付きも多数あり
価格は5,000〜15,000円程度で、Amazonなどでも多く取り扱いがあります。
バッテリー上がりを防ぐ予防策
定期的なメンテナンスと、ちょっとした意識でトラブルを未然に防ぐことができます。
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月1回は長めに走行してバッテリー充電
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室内灯・ライトの消し忘れを習慣的にチェック
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アイドリングストップ付き車はバッテリーに注意
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2〜4年でバッテリーの交換を検討
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ドラレコや充電器はエンジン停止後はオフに
また、電圧計付きのシガーソケットを装着しておけば、バッテリーの健康状態を日常的に把握できます。
まとめ|慌てず安全に対応を
バッテリー上がりは誰にでも起こり得るトラブルですが、落ち着いて対処すれば解決できます。ジャンプスタートの手順やJAF・ジャンプスターターといった選択肢を知っておくだけでも、大きな安心につながるでしょう。
特に、車にあまり乗らない方・電装品が多い車に乗っている方は、日頃からバッテリーの状態を意識することが重要です。
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