セルフガソリンスタンドで給油する際、ノズルからの給油が一定の位置になると突然止まりますが、これはどのような仕組みになっているのでしょうか?
自動停止してからの給油は危険なようです。
ノズルを流れる空気を感知して自動停止 セルフガソリンスタンドで給油する場合、ノズルからの給油は一定量になると自動的に停止します。
その後、ノズルのレバーを少し引いて少量を足す人もいるかもしれません。
そもそもこの給油ノズルはどうやって止まっているのでしょうか?
それはノズル内にセンサーがあり、自動停止機能が作動します。
給油中はノズル先端の検知口からノズル内に空気が流れる状態を維持してください。
タンクが満タンになると油面が検出ポートを塞いでエアが流れなくなり、センサー内は真空状態となります。
これにより、タンクが満タンになるとセンサーが感知し、給油が自動的に停止されます。
自動停止状態は「フル」とみなされ、計量機は誤差0.5%以内で正確に計量し給油することができます。
自動停止後に給油しても大丈夫ですか?
業界は自主的に給油を禁止する規制を設けています。
給油時、検知ポートはすでに塞がれていますが、オイル流量が少ないため空気が流れず、センサーが真空になりません。
その結果、給油が継続され、オイルがこぼれて発火する可能性があります。
このオートストップ機能はセルフスタンドが登場した頃から付いており、どの車でも機能します。
ただし、ノズルを給油口に浅く差し込んだり、レバーを少し引いて少ない流量で給油すると、オートストップ機能が働かず吹きこぼれの危険があります。
ポイントはノズルを「先端が当たるまで」差し込み、レバーを「奥まで」引くことです。
ちなみに、車種によってタンクの形状が異なるため、満タンから口までの容量も異なります。
自動停止後、満タンになるまで給油を続けた場合、どのくらいの量の燃料が満タンになるかは一概には言えないようです。
